村上宗隆、NPB最年少で通算200本塁打に到達


東京ヤクルトスワローズの村上宗隆がふたたび最年少で本塁打記録を更新した。

2024年5月15日、松山坊ちゃんスタジアムで行われた、対広島カープ戦、「4番・サード」で先発出場すると、1-0と1点リードで迎えた8回裏、2死走者なしの場面で、村上がこの日、3回目の打席に入ると、広島3番手の矢崎拓也と対戦し、0ボール1ストライクからの2球目、抜けてほぼ真ん中に入ったフォークをスイング。松山坊ちゃんスタジアムの右中間スタンドに飛び込む今季9号ソロホームランとなった。
試合はヤクルトが2-0で広島を破り、ヤクルト先発の新人・松本健吾は9回を投げて118球、被安打3、10奪三振、無四球、無失点に抑え、NPB史上30人目となる「初登板・初先発・初完封勝利」を挙げ、かつ「二けた奪三振・無四球」を同時に達成した史上初のケースとなった。

これで村上宗隆は、NPBで史上最年少となる24歳3か月で通算200本目のホームランをマークした。これまでの最年少記録は、1992年に清原和博が到達した24歳10か月であった。

これまで村上宗隆はさまざまなNPBおよびリーグの最年少記録を打ち立てている。

・2019年8月12日(19歳6か月)NPB史上最年少でサヨナラ本塁打
・2021年9月19日(21歳7か月)NPB史上最年少で通算100本塁打到達
・2021年(21歳)NPB史上最年少でシーズン100打点到達、100四球到達
・2021年(21歳)セ・リーグ最年少で「本塁打王」獲得
・2021年(21歳)NPB史上最年少で「最高出塁率」獲得
・2021年(21歳)セ・リーグ最年少で「最優秀選手(シーズンMVP)」獲得
・2021年(21歳)NPB史上最年少で「優勝チームで全試合打順4番で出場」
・2022年8月26日(22歳6か月)NPB史上最年少で通算150本塁打到達
・2022年(22歳)NPB史上最年少でシーズン40本塁打到達
・2022年(22歳)NPB史上最年少でシーズン50本塁打到達
・2022年(22歳)セ・リーグ最年少タイで「首位打者」「打点王」獲得
・2022年(22歳)NPB史上最年少で「三冠王」
・2022年(22歳)NPB最年少で「満票で最優秀選手(シーズンMVP)」獲得
・2024年5月15日(24歳3か月)NPB史上最年少で通算200本塁打到達





NPB通算200号本塁打(達成年齢順)

NPBで通算200本塁打を達成した選手は村上宗隆で115人目となったが、そのうち30歳に到達するまでに通算200本塁打を放っている選手のは32人いる。その達成時点の年齢を早い順に並べると以下の通りである。

NPB史上最速での通算200本塁打到達

なお、NPB通算200本塁打到達までに要した試合数順にみると、最速はアレックス・カブレラ(西武・当時)の538試合で、日本人選手に限ると2022年に山川穂高(西武・当時)が697試合で到達しており、村上宗隆は730試合を要したが、山川穂高、秋山幸二(西武・当時)、田淵幸一(阪神・当時)(秋山・田淵は共に714試合)に次いで、日本人選手では史上4番目の早さとなっている。


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