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河合塾KALSの分析速報を受けて

貴重な時間を使ってわたしのnoteを開いてくださったあなたに感謝します。

7月19日付で河合塾から「分析速報」が出されましたね。この分析速報が出される前に宮川先生がYouTubeでお話をしてくださっていたので、この速報のすべてが読めるようになるのを楽しみにしていました。すでに分析速報を読んだ方、私と同じように宮川先生のYouTubeをご覧になった方がいると思いますが、分析速報を読んでの感想などを書きたいと思います。

1、基本情報

まずは解答形式についてです。第5回試験本番では「択二の問題が多い」という印象を受けました。実際に分析結果を見ると「五肢択二」の問題は第4回試験→第5回試験でプラス9問でした。しかし、第1回〜3回まででは毎回20問前後の五肢択二問題が出されていたので、今回の試験で突然増えたというわけではないようです。択二問題は完全解答なので択一問題より解答の際のプレッシャーが大きいように思います。そのため択二の問題の印象が強くなり、多いように感じたのかも知れません。

2、ブループリントとの対応内容について

細かなことは書きませんが、えいめい教育研究所の神戸先生の予想が非常に的確で驚きました。個人情報の問題をはじめ、神戸先生が「要チェック」とおっしゃっていたキーワードに関する問題が多かったように思います。個人的には「自殺」「災害」に関する問題がもう少し出題されるかと思っていたのですが、そう簡単にはいきませんでした。また、「ディスレクシア」「合理的配慮」については出るであろうと思っていたにも関わらず、より深めた勉強が必要だったと反省しました。「分析速報」には「問1のショックから、どれだけ立て直せたかが重要」と書かれていましたが、まさにそのとおりだと思います。この「問1」は要配慮個人情報の問題で、私はテキストで要配慮個人情報について学習していたので、むしろラッキー問題でした。しかし、公認心理師法が出題されると思っていた人にとっては「絶望問題」であっただろうと思います。

4、問題の難易度(総論)

『特に目立つのがB問題の多さである。B問題は「なんとなく答えを書いたものの、どこか自信が持てない」という問題」』であると書かれています。これは私の実感とも一致していました。二択まで絞り込めたけれど最後の決め手が分からない問題が多く、悩んだ末に選んだものが間違っていたパターンもあれば、運良く合っていたパターンもありました。次に事例問題についてです。私は過去問や模試では事例問題で間違えることはほとんどありませんでした。しかし、第5回試験は状況が複雑であったり、選択肢の内容が難しかったりして、事例問題の難易度が高くなっていたように感じました。「分析速報」では事例問題の行数について言及している部分があり(9ページ)、行数が10行を超える事例問題が第4回試験に比べて非常に増えていたと書いてありました。10行以上の事例問題は第4回試験では11問→第5回試験では18問でした。多くの受験生にとって得点源である事例問題の難易度が上がったことが、「今回の試験は難しかった」と言われる原因のひとつであろうと思います。

「これが無料で読めて良いのか」と思ってしまうくらい、河合塾KALSの分析速報は非常に丁寧な分析がされています。今回は分析速報のなかから、私自身の感想と重なる部分だけに着目し、記事にしました。まだ分析速報を読んでいない方はぜひ読んでいただきたいです。※私は河合塾生ではありませんので宣伝でもなんでもありません。ただ宮川先生のYouTubeには大変お世話になりました!


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