ヘルステックエンジニアのキャリア
【この記事は株式会社ヘンリーAdvent Calendar 2023の23日目の記事です。昨日は kohiiさんによる 医療のマスターDBを爆速で検索するWebサービスを爆速で作ったという話でした。】
こんにちは、株式会社ヘンリーの嶺野(みねの)です。バックエンドのエンジニアとして、Henryのレセコン(医療費・診療報酬)の開発をしています。
私はスタートアップのエンジニアとしては珍しく、医療ドメイン一筋でキャリアを歩んできました。
そんなヘルステックにどっぷり浸かったエンジニアから、ヘルステックのキャリアの面白さについてお話しします。
市場規模
直近5年間で、国内ベンチャーキャピタルの投資のうち、ヘルスケア分野への割合は毎年20%を超える勢いがあります。
件数では、毎年100社以上が資金調達を行なっており、ヘルステックへの関心は益々高まっています。
スタートアップの数が多いということは、CxOのポジションになれる機会も自ずと多くなります。
私自身もヘンリーの副業推奨の風土に後押しされ、他のスタートアップで外部CTOを務めています。
多様な領域
「ヘルステック」と一口に言っても、多種多様な領域、専門性があります。
分類の仕方も様々ありますが、まずヘルスケア業界をざっと大きく分けてみます。
医科
歯科
調剤
訪問医療
介護
自由診療
創薬
予防
この業界の中に電子カルテ、薬歴などの業務サービス、AIやDTx(デジタル治療)など多種多様なサービスがあり、医師や看護師、内科や外科といった専門性があるようにヘルステックにもそれぞれ専門性、ドメインがあります。
そこまで多種多様ならエンジニアがドメインを覚えるのは無理なのでは?そもそも無駄なのでは?やはりヘルステックはやめておこう。
そんな風に思ってしまうのも当然と言えるかもしれません。
ただ、多様に見えても根底は繋がっていて、一つの領域を覚えれば次の領域を覚えるコストはグッと減ります。
エンジニアが一つのプログラミング言語をマスターすれば、他の言語を習得するのが簡単になる、そんなイメージです。
私も他社の外部支援で分野を4~5つと跨いでいるのですが、今は新しい技術を覚える以上に、新しいドメインを覚えることに楽しみを覚えています。
ご相談いただく機会も年々増えおり、エンジニアがドメインに特化する意義を強く感じています。
ヘンリーが挑む領域
そんな多種多様なヘルステックの領域の中で、ヘンリーは病院全体で利用するサービスの開発をしています。
サービスを利用する医療者、業務も多岐に渡りまさにヘルステックの中心と言っても過言ではないサービスです。
医師
看護師
医療事務
薬剤師
リハビリテーション専門職 ...etc
それぞれに一つのサービスとして成り立つほどドメインの深さがあり、エンジニアにも専門性が求められます。
例えば、臨床記録を開発するには医療用語や医師や看護師の業務フローを知らないといけませんし、医療費の計算をするには診療報酬の仕組みや自治体の制度を調べることもあります。
また法令や国のガイドラインに対応するための知識も必要になります。
ヘンリーの中でも複数のドメインを跨ぐエンジニアは、日々の業務の中でヘルステック全体に通じるドメイン知識を身につけています。
ヘンリーはヘルステックの中心を担うスタートアップであり、エンジニアにとってヘルステックのキャリアの中心でもあるのです。
そんなヘルステックの裾野の広さ、奥深さに興味を持たれたエンジニアの方がいらしたら、まずはカジュアルにお話ししてみませんか。
(見出し画像は macrovector から)
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