母親の言動から高齢者を観察してみて感じたこと
いまだガラケーを使用している母にスマホに変えろと提言。後2年もすれば使えなくなることがわかっているのに変えようとしない。
いわく、「使えなくなってから変える」らしい。しかし、ただでさえ新しいものを使うのに覚えるのがおっくうになっているのに、2年後はもっと覚えるのが困難になるのは目に見えている。それを指摘すると「あっ・・・」と気が付いたようだが「死んでるかもしれないから」とこの後におよんで抵抗する。
今変えれば覚えるのも楽だし、趣味の絵をSNSにアップして楽しめる。孫たちとも簡単に顔を見て通話できる。いつ死ぬかわからないが2年は確実に楽しみが増すのにと説得し、息子が手続きについていくことで変えることに納得した。思うに、手続きもめんどくさい(わからない)からそのままであるといったことが根底にあるようだ。しかし、このような高齢者は多いと思う。わからないから無視、ますます孤立し時代に取り残されていく。
日用品の買い物もPCが使えるかどうかが分かれ道。しかし、多くの高齢者はネットが普及し始めたころ(まだ中年齢だったはず)なのに、知ろうとせずに、ますますネット環境から遠ざかってしまった。この状況で今、電子マネー、ネットで申請、ネットで買い物というスタイルが普通になっている。
2年後にするか今するか。この判断は携帯電話をスマホに変えるという話ではなく、コロナ禍における業務改革にも通じる。すぐ変革に動くのであれば、また新たな方向性も見えてくる。しかし、もし2年後であれば確実に時間の浪費にしかならない。
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