塗り固める人
「だめな自分」「だらしない自分」を認めたくないから
そんな自分を、見ないですむように
いびつな壁で心のまわりを塗り固める
その壁は、一見、きれいに見えるんだ。
通りかかった人が、ふと足をとめるみたいに。
でも近づいてよーく見ると、
壁のあっちとこっちがちぐはぐだったり、
今にも崩れそうなくらいボロボロだったりする。
心の奥の、醜いかたまりは見たくない。
ほんとの自分の、醜いかたまりは見たくない。
そうやって目をそらし続けて、
聞こえの良い言葉ばかり。
メッキだと見抜かれてることすら
気付かないようにして。
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