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ひさびさのひとり旅2022

前述のHOVをやり切って久々の海外ひとり旅スタート!

まずは滞在ホテルからシュトゥットガルトターミナル駅までタクシー。
最初に申し上げますが、私英語ほぼ喋れません
とりあえずCan I 〜かI want 〜でこちらの意思が通じると信じてゴリ押します。
あとはGoogle翻訳先生に頼みます。
移動してホテルチェックインしてお腹を満たせればひとり旅はなんとかなります。

盗撮されたウキウキおじさん
シュトゥットガルト ターミナル駅

ドイツ語表記は英単語と全く違って意味わからないから、翻訳アプリ使ってニコニコしながら聞くスタイル。
こういう時だけ童顔で良かったと思う。

ICEとか電車乗り継いで最初の街Fussenを目指します。
高速鉄道は事前にRail Europeで予約しました。
出発地から目的地入れて、値段と時間、乗り換え回数とか比べながら選んで購入できます。
購入するとアプリ内でQRコード付きPDFが発行されるので、それが切符になります。
https://apps.apple.com/jp/app/rail-europe-formerly-loco2/id993672511


Fussen到着

別の目的でこの町を選んだけど時間が半端にあるし、せっかくだから城に行こう!という事でこの町に来た旅行者はみんな行くであろうノイシュバンシュタイン城へ。

本来このお城を観光する場合は予め入館予約をしてチケットを買うのだけど、今回は唐突だし夕方だからチケットは買えずお城には入れない。

体力に少し余裕もあったので、お城の周りをハイキング。
よく見る写真のスポットに行く橋は工事中で通れず。その先に歩いて行く人がいたのでついて行ってみたけど、川遊びしてるだけだった。

日本から遥々ノイシュバンシュタイン城まで来て、中にも入らず、ビュースポットにも行けずとなかなかな珍道中。

そして今日のお宿はおじさんひとり旅で泊まるには勿体ない雰囲気のとこ。
しかも角の1番上。

部屋の一角だから狭い訳じゃないけどこれは窓開けてお姫様気分やりたくなっちゃうやつ。
夜ご飯はケバブ

このFANTAはExoticフレーバーらしいけど意味分かんないから店の兄ちゃんに聞いたら自分も知らないってさw
多分柑橘とマンゴーかな??
ってそれあのDonのリキッドそっくりじゃん!ね。
ケバブはやたらデカいけど野菜もりもりで肉に到達したら肉めっちゃ美味かった!

あと妻からのお土産リクエストがスーパーで売ってるエコバッグ。
スーパーごとに色々なデザインがあってかわいいね。

これはFussen駅の近くにあったNettoのエコバッグ

翌日の朝ご飯。
この旅で一番美味しかった〜!

ヴィース巡礼教会

ドイツで観光するなら何処がいいかな〜と探して1番行きたいと思ったところ。
ただ、この教会に行くにはアクセスがなかなか難しい。
日に数本のバスか、タクシーを半日貸し切るか。
次の移動のための電車の時間が決まっているので、バスはなし。
タクシーか。。。なんかその成金観光みたいなの好きじゃないんだよなぁ。
と、来る前のリサーチで決めかねていたのだけど、昨日Fussenに到着した時に、駅のお土産屋でEバイクのレンタルが有るっぽいのを見かけた!
Mapアプリでヴィースまでの道のりを調べてみたら約23km。往復約50km。

25kmというと東京駅から横浜駅くらい?
西に行くと調布の味スタくらいかな?
行けなくはなくない?
しかも電動アシスト付きマウンテンバイク。
という事で、ネットから予約して朝イチで受け取り。
店員のお兄さんが、とりあえずあなたが思っているよりもパワフルだよ。本当にパワフルだから気をつけてね。日本の自転車の比じゃないよ。と念入りに気をつけろと言われました。

このコ笑っちゃうほどパワフルだった!
軽いこぎ出しで即25kmh。ちょっと頑張れば30kmh。
どうも30kmhで制限が効く様でそれ以上はアシストしてくれません。
まぁそれでも十分で、砂利の山道もスイスイ走ります。

スマホのmapを見ながらあと数分で到着しそうなところで妻とFaceTime。
自転車で進む田舎道の風景の先に見えてくる教会。

足を踏み入れると天井まで目一杯に広がるフレスコ画と彫刻。
天気が良かったのもあるけど、白を基調としているのでとても明るく気持ちが軽くなる様な空気。

薄暗く落ち着く教会も好きだけれど、ここの雰囲気もとても気に入った。
ひと通りFaceTimeで妻と観光したあとは、椅子に座りゆっくりと堪能。

1738年、ある農家の夫人がシュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像

電車の時間を確認し復路25kmをスイスイとかっ飛ばす。
無事に乗車予定の時刻前に自転車を返却して次の街へ!

デュッセルドルフへ

ローカル電車2時間弱と高速鉄道ICE4時間半を乗り継いでデュッセルドルフへ。
ICEの運行遅れもあり23時過ぎに到着。
なんだかあまり好きではない雰囲気の街。
遅い時間だからかちょっと怖い。
事前にホテルにはチェックインが遅くなると伝えたら、キーナンバーを当日メールするからそれで入っておいてと言われたが、親切なお兄ちゃんが親切にチェックインに対応してくれた。

翌朝のホテル朝食ビュッフェが過去一淋しい。
安いし文句は言うまい。
この日はケルン大聖堂と帰国前のPCR検査の日。

昨日、なんとなく嫌な予感がしたのでPCRの予約をするアプリ Eco Careで予約時刻が変わっている???
出国前の日本で17時ちょうどの枠を予約したのだが、午前10時からの予約になってる!
そう、このアプリは現在地の時刻で表示していました。危ない危ない。
これすっぽかすと検査結果が間に合わず帰国できなくなるやつ。
現在地時刻表記は親切なのだけど、国を跨いで移動しているケースがほとんどだと思うので、注意書きがあってもいいかもね。(見逃していただけかもしれませんが)

貧相なホテル朝食を食べて検査をしに空港へ。
検査会場はガラガラ。
PCR検査は初めてなのですが、鼻と喉に容赦無く綿棒を突っ込まれたのでオトナ気なくオェ!ってなりました。
検査結果は12時間後。

ケルン大聖堂とライン川

空港からMapアプリでケルンターミナル駅までの経路検索して、時間からちょい遅れで到着した特急電車で乗り換え無しでケルン着。
下調べで知ってはいたけど、駅構内を出たら本当に目の前に大聖堂!

想像より大きい!外壁の彫刻も隅々まで美しい。
大聖堂の中は高い天井とステンドグラスが有名ですね。
ひと通りステンドグラスを見てまわったけど、真正面の一番後ろから眺める景色が絶景でした。
タイミングよくパイプオルガンの演奏も聴けて良かった。

ドイツ観光はこれでお終いなので、あとはデュッセルドルフに戻ってゆっくり散歩でもしよう。
と駅に戻ったら大混雑。
長距離電車の遅延地獄。
30分、45分とかの遅延だらけなのになぜか時間通りに来てる電車もあったり、デュッセルドルフに戻る電車をMapアプリに頼ってもまったくアテにならずパニック笑
落ち着いて駅構内の情報を読みながら、どの電車がどの方面で特急券を追加購入しなくて良いか、遅延情報と到着ホームを確認して、別の電車に乗ってしまわない様に路線番号をブツブツ唱えながら待つ。その電車がこのホームに来ることを信じてただ待つ。

遅延情報から更に15分遅れで到着した電車に乗って無事デュッセルドルフ着。


ケルン駅でドキドキしてた理由の一つにスマホの充電がギリで、バッグから取り出したモバイルバッテーリーが残り0だったのを思い出した。
必要な情報をいつでも手元で手に入れられる旅をしてたから、それが途切れるのはかなりの恐怖だった。

という事で、ホテルで充電してる合間に近所のスーパーでお土産の化粧品とか買ってまたケバブ食べて小休憩。

デュッセルドルフはケルンに近くて国際空港も近いってことで選んだんだけど、ライン川とテレビ塔が有名なのかな?
とりあえず夕方の明るいうちに最後のお散歩。
路面電車でガタゴトと特に面白みもない街並みを眺めながら。
ライン川沿いの駅で降りてのんびりと散歩。
何の像かは知らないけど、青空にとても似合う。
気候もとても良くこのHOV&ドイツ旅の最後に一番リラックスした時間を過ごせた。

散歩中に陰性証明のPDFをメールで無事に受け取り、即My SOSに追記申請。
この申請、返答まで半日とかかかる場合があるので申請できる項目はお早めに。
翌日のフライトは朝早いので就寝。


ドイツのホリデーシーズンとか知らんし

帰国の飛行機は0730AM。
前日に朝5時にピックアップのタクシーを予約していたのだけど、10分前には来てくれていたので、そのまま空港まで。

空港着いてびっくり!早朝なのに人!人!人!!!
めちゃくちゃ空港混んでる。
なんかヤバいかもなぁと思ってカウンター行ったらチェックイン担当のお姉さんイライラ全開。
日本人客は帰国に関しての資料のチェックが面倒でごめんなさい。
でもねMy SOSの発音が何回聞き返してもMasaeにしか聞こえないのは無理。
なんだよマサエって!
隣のお兄さんにチェンジしてもやっぱマサエ!
更に奥のビジネスクラス対応のお姉さんがヘルプに来てくれて、やっとMy SOSだと聞き取れました。
女神降臨。
先に登録しておいたMy SOSアプリの画面見せてチェックイン完了。
しかしその先のゲートが大行列。
どうやらこちらのホリデーシーズンらしい。
手荷物検査のシステムがダウンしたりハラハラドキドキ。
空港でお土産買うつもりがそんな余裕もなく、ダッシュで搭乗口に行って最後の搭乗バスに無事間に合う始末。

機内食のきゅうり入りヨーグルトに絶句。

イスタンブール!

今回のフライトは直行便が高額なので乗り継ぎ便を使いました。
経由地候補が中東系でいくつか有った中からターキッシュエアラインをチョイス。
トランジットがイスタンブールだから!
だからなに?って思う方もいると思います。
自分が選んだフライトはイスタンブールに1150AM着、0200AM発なんです。
その間、14時間。
14時間もあればトルコに一時入国して観光してこれちゃうんですよ!
ウキウキです。
事前にしっかり手荷物を仕分けして、下調べしていた空港内のロッカーに重い荷物を預けちゃう!
これで身軽に観光が出来ます。

イスタンブールといえばアヤ・ソフィアを見たかったのです。
空港から旧市街地にバスで向かいます。
この新空港は都内から成田くらいの距離なのに、中心地までの移動手段がバスかタクシーしかありません。
節約トラベラーの味方、電車がない。
それがどういう問題になるかというと、Mapアプリで目的地を調べても経路が車移動のみ。
バスの経路も出ない。
困ったけれどケルンの経験を活かして、自力でバスを探して乗車。
旧市街地に向かっているけど、明確に降りる場所はわかっていなかったのでMapアプリ見ながらもう少し先の停留所かなぁと思ってたら、ここがラストストップだよ!って乗客も戸惑いまくりのなか強制的に降ろされました。
全く意味がわからない笑
降ろされてしまったので仕方なく、またMapアプリと睨めっこ。
どうやら近くに路面電車があったのでそれに乗って、アヤ・ソフィアへ。

アヤ・ソフィア

ドイツとは全く違う騒がしい街並みを抜けると、公園の様な広場が。
広場を抜けて少し歩くと、目の前に現れました。

ちょうど礼拝の時間が終わったくらいだったので、待たずに入れました。
中は土足禁止なので靴を脱いで入ります。

ふっかふかの緑の絨毯。
そしてただただ広い空間。天井も高い。
特徴的なのはこの天井から吊るされたシャンデリアの様なライト。
下界と天界を隔てる境界線のよう。
家族連れも多く、靴を脱いでいるのでふっかふかの絨毯に座ってピクニックの様な状態でみんなくつろいでいます。
最高。
神聖な空間なのだけど、とても穏やかな時間が流れています。
自分も外の喧騒を忘れてしばし休憩。

アヤ・ソフィアを出ると向かい側にブルーモスク。
こちらも楽しみにしていたのだけど、補修工事中でした。
そんな中でも天井の色味とかはアヤ・ソフィアとまた違った良さがあるね。

ブルーモスクからマーケット通りを抜けて海辺へ。
向こう岸に見えるのがアジアの西端だそう。
たくさん歩いたので座っていると野良猫にぐいぐい絡まれる始末。
すーくんに会いたくなる。(すーくんは我が家の愛犬)

旅の最後に最難関

さて空港に戻りましょう。
来た時と同じ様に空港行きのバスに乗るだけ。なのだけども!
例のごとくMapアプリがバスを認識しない。
Google Mapも駄目。
空港行きのバス停を完全に見失いました。
とりあえずバスを運行している会社のHPを探し、バス停がどこにあるか探す。
Mapらしき画像に印があるのだけど、これがMapアプリと連動していないので、地形というか道路の形状からアタリをつける。
現在地から2kmちょいなので、歩いていこう。
目的地に着くも張り紙が。
この先の大通りが工事で通行止めのため、ここにはバスは来ません。ですって!
そうか!それで空港から来る時に中途半端なバス停で降ろされたのか!
気力を失い座っていたら4頭の野犬に囲まれそうになったので足早に逃走。
写真を撮り損ねたがあの野犬の目はヤバかった。
気を取り直して、もう一度最寄りのバス停を探して歩く。歩く。歩く。
もう足が疲れ切って半べそなところでバスを見つけた。
いくら節約旅とはいえ、こんな思いをするくらいならタクシーで空港に戻るべきだったと思うし、もし友人がイスタンブールに観光に行くというならタクシーをオススメする。
でもこんな思いするのも旅の楽しみなのか。

Mapアプリ系は一刻も早くhavaistを経路検索に入れてください。

帰国

無事に涼しいバスに揺られて空港に到着。
ロッカーに預けた荷物をピックアップして、出国審査もサクッと抜けて空港内へ。
事前に調べていた、yotel airへ。
yotel airは空港内にあるホテル。
ここでもちろん宿泊もできるのだけど、自分はシャワーのみのプランを利用。
疲れて汗だくになった後の熱めのシャワーは長時間フライトの前に最高でした。
荷物がなかなかに重いので、ワンコインで借りられるミニカートは神。

これだけしっかり観光したけど、フライトまで数時間あるのでインスタのストーリーをまとめたり、HOVの下書きをしたり。
睡魔と戦いながら搭乗ゲートに行くも、説明のないまま搭乗口で1時間半待たされる。
搭乗してからもさらに1時間待機。

事前予約していたちょいと高めな非常口席は前の席がないので快適ではあったが、大好きな窓を覗けない残念な席でした。

飛行機でもらう飲み物はお酒飲めないので、いつも水かオレンジジュースだけど、チェリージュースが美味しかった。

約13時間で羽田に到着。

入国審査の前に、covid関連のゲートがありかなり歩かされます。
道中で例のミニカートを拝借して難を逃れる。
My SOSアプリとワクチン接種証明書を提出して、入国審査へ。
パスポートをピッとしてお終い。すごいね。早いね。

イタリア人ビジネスマンと預け荷物を待つ間、雑談。
最初に言っていますが私、英語しゃべれません。
でも数日海外に行ってると耳が慣れるのか、要点を聞き取れる様になってなんとなく会話ができる様になる不思議。

結局、荷物受け取って空港を出れたのが23時前。
19時着予定のフライトだったから帰りは電車で帰れなくもないけど、万が一フライトが遅れたら割増タクシーか。。。と嫌な勘がしたので今回は車で来て空港の駐車場を利用しました。
9日間駐車して1.8万円くらいだったかな?なんか思ったより安いんですよ。
思い荷物を持って電車とか、帰国時の事を考えると車がベストでした。

日付変わって深夜に愛しの我が家に到着。

ただいま、すーくん

ひと昔前とは変化したひとり旅

数日間のひとり旅でしたが、10年以上前のひとり旅とは随分変化した。
なによりもスマホが手元にあるという安心感。
なんでも調べられるし、ナビもしてくれる。
そういう意味ではヴィースの自転車旅は今だからチョイス出来る楽しみ方。
自転車だけど自分の足で汗かいて目的地まで辿り着く冒険感は最高に良かった!
その一方、イスタンブールのバスみたいな事が起きた場合はちょっとパニックになってしまう。
便利さを最大限に活用するけど、それに頼り切りではなく旅の勘はやっぱり必要なのかな。
でもやはり手元にMapがあるというのはものすごい安心感だった。
道中、トラブルというか色々な事があったけど旅はやっぱり楽しい。
言葉が通じないとかそんなのは些細な事で、そんな事よりもちょっと踏み出す勇気があればこんなに楽しい世界がひろがっている、というのを自分の子供にもいつか知ってもらいたいな。


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