#216 時間教育

こんばんは、ぼんやです。朝晩の冷え込みが強くなってきました。この時期は、自転車で駅から家まで帰るのがなかなか億劫になります…。完全防寒で挑んでます。

72冊目の最後の気づきの紹介です。本はこちら↓

人は、自覚していないことを改善できない 時間があると気づいたから活用できる。隙間時間にやるべきことをやるのは自分が楽になるため

これを説明するために、先にワンポイントを紹介します。こちら↓

時間教育のすすめ

問題意識を持たない限り、問題解決には至りません。「これ、何とかしないとな…」と思わない限り、目の前の問題は存在し続けます。

時間意識でも同様です。「時間が足りないな…」と意識しない限り、時間の使い方の改善はされません。しかし、時間術の場合はもう一つの課題が生じます。それは、「時間の使い方の改善方法を学んできていない」ということです。

多くの問題解決の場合、自らの経験から以前に使用した方法を試したり、他の有識者に相談したりできます。ですが、時間の使い方に関して解決しようとした場合、自らの経験を活用することは難しいです。それは、多くの人が時間感覚に対して鈍感であり、人によって感覚がバラバラだからです。
例えば、ここまでの記事は家の最寄り駅まで向かうバスの中で、9分間で書きました。9分は、多く感じますか?それとも少なく感じますか?1分の重みを強く感じる人もいれば、そうではない人もいます。

また、今まで「こう過ごしたらうまく時間を使えた」と感じることも少ないため、他者に時間の使い方をアドバイスすること自体難しく、有識者に相談することも効果的に作用しない可能性があります。

これを解決する一つの案が、「時間教育」の推進です。子どもたちは、小中学生ながら時間の使い方に悩んでいます。10年ほど前中学生だった自分から見ても、今の子どもはやることが多くなりました。習い事に塾、部活と抱え込むものが増えました。

その一方で、子どもは時間の使い方を誰からも学ぶ機会がありません。中学校に進学して、いきなり部活が始まり、定期テストの勉強が始まるのにも関わらず、周囲の大人たちは「文武両道目指して頑張りなさい」と声をかけるだけです。大量のタスク処理を、自ら工夫して行う必要があります。

さらに、子どもたちの手元には「スマートフォン」という魅力があります。大人ですらこの魔力に打ち勝てず、依存症を引き起こしているものに、何も考えを持たない子どもがどうしてうまく使いこなせるのでしょうか。

だから、「時間教育」を実践する必要があるのです。身近な大人である教員が、繰り返し時間の大切さを説き、工夫する道筋を子どもたちに示す。そうやって少しずつ実践を積み重ねることで、大人になった時に「生きる力」を習得できるのではないでしょうか。

今日は以上です。時間教育の実践を夢見て、教員になった身として、時間を上手く使って豊かな人生を送ってほしいと願っています。

ありがとうございます。

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