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最近WEBアンケートにたくさん回答してみた

私は前職でWEBアンケートの運用に携わっておりました。
そのころから自社で作成したWEBアンケート以外でも、他社サービスで作成されたWEBアンケートに回答し、回答の整合性が取れるようにロジックがかかっているのかや、選択肢によって進む設問内容が変化するのかなど、システム的な面を調べるためにアンケートに回答するのが好きでした。

一時期、その熱も冷め、むしろしばらくWEBアンケートに回答することはあえてしていなかったのですが、最近また分析関連の仕事につき、自分の調査熱に火が付いたため、再びWEBアンケートに回答するようになりました。

会社で社員向けに送られるアンケート、ガス会社からのアンケート、ゲームアプリのアンケートなど、色々なWEBアンケートに回答しました。
当然アンケートにより、しっかりとデータ分析するために設計されたものからものすごくざっくりした内容のものまでありました。
今回は何も考えずに回答していたけれども、どうしても回答にひっかかってしまったゲームアプリのアンケートについて振り返ってみたいと思います。

ゲームアプリのアンケートの内容は、実施されているイベントについてのものでした。
その中の設問に過去に実施したイベントの参加状況を回答するものがありました。選択肢は以下の4つで単一回答形式。
※実際の選択肢とは多少表現が異なりますが、ほぼ同じ意味で記載しています。
・ほとんどのイベントに参加した
・最近開催された一部のイベントには参加した
・サービス開始初期の一部のイベントには参加したが、最近のイベントには参加していない
・基本的にはイベントには参加しない

この4つの選択肢って全ての人を網羅出来ているのか気になってしまい、回答に詰まりました。
その理由は「最近開催された」や「ほとんど」、「一部」の考えが異なることです。
「最近開催された」とは直近3カ月かもしれないし、過去1年ととらえるひともいるかもしれない。
また「ほとんど」も10回中9回の人もいれば10回中7回の人もいるかもしれない。
このように人によって尺度が変わるかもしれない表現は避けたほうがいいのになぁと思いました。

また、別の設問では、開催中のイベントについての参加状況について、
・開催期間中は毎日積極的に参加した
・参加したが参加率は低かった
・参加していない
という選択肢がありました。
※実際の選択肢とは多少表現が異なりますが、ほぼ同じ意味で記載しています。
この選択肢も毎日は参加していない(1日だけ参加できない日があった)が積極的に参加した人はどの選択肢に当てはまるのでしょうか。

今回のゲームアプリのアンケートは厳密に分析を行うものではないのかもしれませんが、人によって回答の尺度がブレたり、すべての人が当てはまる回答が用意されていないものはなるべく避けるか内容を見直したほうがいいのではないかと思いました。

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