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RIZIN LANDMARK 5:朝倉未来 vs. 牛久絢太郎 ・ 平本蓮 vs. 斎藤裕

 今回はRIZIN LANDMARK 5の感想を書いていきます。

 まず、今回は埼玉等ではなく、代々木で開催という事が都内のファンにとっては嬉しく感じました。
ただ、チケット完売が早すぎて、、、
自宅から30分圏内なので本来は現地で観戦したかったのですが、悔やむ時間もなくPPV確定でした。

PPVは今までABEMAを使用していましたが、RIZIN41の消音で裏切られたので今回はU-NEXTで購入しました。
前回は入場だけでなく、煽りまで消音だったので流石に厳しく感じました。
ABEMAは【チャンスの時間】等も視聴できるため良かったのですが、U-NEXTはUFCも視聴できるようになったので契約しました。

まず、総評としてはRIZIN41よりも見どころはありましたが、RIZIN40よりは自分のなかで盛り上がりませんでした。
どちらかといえば大会終了後のTwitterやYouTubeでの論争が面白かった印象です。
論争の対象は勿論Wメイン、Twitterでは負けた平本選手や牛久選手を擁護する声が多かった印象です。
個人的には、これはRIZINルールを理解していないように感じました。
BreakingDownやSNSアピールで新規のファンが増加したのが要因かもしれません。
RIZINルール ※RIZIN公式ホームページリンク
RIZIN判定基準 ※Dropkick笹原氏解説

ダメージはノックアウト・タップアウト寸前なので両試合は該当なしのイメージです。
おそらくアグレッシブネスが朝倉選手と斎藤選手に入ったように感じます。
以下、気になった試合の感想になります。

◆第9試合/牛久絢太郎 vs. 朝倉未来

 まず、赤コーナーは朝倉選手かと思いましたが、前王者だったためか牛久選手でした。
フェザー級は選手も多いため、UFCのようにランキングを作成しないのでしょうか。

そして開会式の時もでしたが、朝倉選手の人気は凄い。
私もMMAの入りは朝倉選手からでしたので、カリスマ性は疑いようがありません。

試合は終始、朝倉選手が攻める展開でした。
斎藤選手との再戦からは朝倉選手自身も公言している通り、自身から攻めている印象です。
ただ、牛久選手が守りに入っているため、攻めあぐねていました。
更に現代MMAでは使用が難しい引き込みを多用しておりました。
Twitterでは引き込みを攻めと捉えている方が多くいましたが、自身から下になっているので判定は不利に動くはずです。
クレベル選手のように決めれる動きがあればポイントになったでしょうが、今回は決まる動きに見えませんでした。
UFCのオリベイラ選手でさえ使用しているところは見かけません。
3ラウンド目では、レフェリーも会場の空気を読んでブレイクが爆速で行っていました。笑
こちらは【ジョビンチャンネル】や【シバター】、【井上直樹(なおきっきちゃんねる)】のYouTube解説を見るのが理解しやすく感じます。
堀口選手もやはり引き込みに言及しておりました。
ジョビンチャンネル
シバター
井上選手の言及動画
堀口選手の言及動画

試合後の会見で牛久選手は引き込みを作戦と語っておりました。
1、2ラウンドで疲れさせて、3ラウンドで勝負するという作戦だったようです。
また、タックルは事前に対策していなくても引き込みは想定していない事を想定していたようです。
そうであったなら3ラウンド目は引き込みをせず、最後の1分は打ち合っても良かった気がします、、、
朝倉選手の試合後会見でも牛久選手が「来いよっ!」と打ち合うアピールはしていたようですが、そこから騙し討ちのタックルに入ったようです。
試合を見返すと、確かにやり取りを見受けられます。
RIZINの試合後動画で、牛久選手自身が「朝倉選手は喧嘩してくれなった、、」と発言しており、試合中は覚醒しており意識がなかったのかもしれません。
確かに、クレベル選手とのタイトル戦でも急に足を狙ったり、??な動きがあるため3ラウンド目の引き込みは無意識だったのかもしれません。

本試合、個人的には朝倉選手がアグレッシブネスもしくはジェネラルシップを取っての判定勝ちのイメージでした。

UFCでも最近は引き込みはなく、オリベイラ選手でさえ行わないイメージです。下になると、どうしても消極的に見られるため、今後はアグレッシブな姿がみたいというのが本音になります。

牛久選手自身のチャンネルでも引き込みの事は話をしており、勝負の本質から逃げていたと語っております。
牛久選手のチャンネル

◆第8試合/斎藤裕 vs. 平本蓮

 個人的には、齋藤選手が完勝するかと思っていました。
ただ、実際は漬ける事ができず、拮抗した試合に感じました。
齋藤選手は一発がないのでフラッシュダウンをもらうと負けるイメージです。
最近、打たれ弱くなっているイメージなので、平本選手の一撃はヒヤヒヤしました。
ただ、流石に経験の差がでたのかカウンターを入れさせず、タックルに入っておりました。

平本選手はタックルを意識しすぎてパンチももらっており、今回は完敗に感じました。
自身では、1R・2Rとっていたという事ですが客観的にみると取れていなそうです。
牛久選手もそうですが、試合中は覚醒して客観的に見れないのでしょう。
そのため、セコンドが重要という事がわかります。

本試合、個人的には齋藤選手がアグレッシブネスもしくはジェネラルシップを取っての判定勝ちのイメージでした。

第6試合/武田光司 vs. ルイス・グスタボ

 試合前、個人的にはグスタボがダメージを取って勝利すると思っておりました。武田選手は根性があって好きなのですが、ダメージを取る事ができないイメージです。
しかし、朝倉選手との試合をみると、グスタボは下になると弱そうだったので可能性はあるように感じていました。

ただ、今回の試合でそのイメージはなくなりました。
グスタボ、ジョニーケースよりもグラップリングできるのではないか?という印象になりました。
勿論、武田選手のメンタルも大きいかと思いますが、パウンドも打たせないようにして完封に感じました。
ただ、武田選手も打たれ強く、前に出る姿には今回も感銘を受けました。
試合後に足を痛めて緊急搬送されたらしいのですが、無事で良かったです。
グスタボ選手は次戦サトシ選手でもおかしくなさそうです。
武田選手は次戦が難しいですね。
サトシ選手の真価はカーライルでみれます。

第2試合/金原正徳 vs. 山本空良

 金原選手の試合が2戦目というのが悲しいですね。
試合は完封で試合というよりはレッスンでした。
しかし、試合後インタビューで山本選手の怪我を知ったため、万全の状態だったら、どういう展開になったのかと思いました。
スタンドの展開は変わらずでも、グラウンドでのコントロール率は減ったのでしょうか。
次戦、ケラモフはフィジカル差が大きく心配ですが、オジさんの星として勝ち抜いて欲しい気持ちです。

あと、メイン前にクレベル選手と鈴木選手の挨拶がありました。
クレベル選手は眼鏡が似合っており、イケオジでした。
鈴木選手も安定のカッコ良さでした。
クレベル選手の喋りは日本語がたどたどしくてドラゴンボールの悟空的なイメージで愛嬌がありました。
鈴木選手はせっかくイケメンで実績があるのに今回もマイクが残念なイメージでした、、、
しかし、鈴木選手は先日も戦績バケモノのマルコス・リオス選手に圧倒的な勝ち方をしたので、もしかするとクレベル選手にもスカ勝ちする可能性があると思っています。

UFCのオリベイラ選手もダウン後の追撃を受けずに連勝を重ねてきましたが、追撃してきたマカチェフに敗れていました。
勿論、マカチェフ程のレスリング力は鈴木選手にはないと思いますが、同じようにクレベル選手へ追撃をしてくれると期待は持てます。

最後に矢野アナウンサーは間違いが多かった印象です。
くるみさんが実況にいないのに「どうですか?くるみさん」、「朝倉海 VS アーチュレッタ」等、RIZIN興味ないのかな?と感じてしまいました。