テーマ「胚盤胞の評価方法」
こんにちは、培養室です🌼
今回は【胚盤胞の評価方法】についてご紹介します。
胚盤胞は体外で培養ができる最終段階のステージになります。
プランにあわせて胚の観察を行い、凍結や移植の際に評価をつけます。
●胚盤胞とは?
受精すると細胞の分割が始まります。
分割が進んでくると、外側を包む細胞と内側の塊状の細胞の二種類に分かれ、胚の内側に空洞ができた状態の胚を胚盤胞と呼びます。
●胚盤胞の評価
当院では以下の3点から総合的に判断し、A~Eの5段階で胚盤胞の評価を行っています。
※GradeAが一番よい評価となります。
●詳細な評価方法
【見た目の状態】
胚盤胞を観察し、胚盤胞の状態を判断します。
以下の2ヶ所の部位の状態をそれぞれA~Cの3段階で評価します。
【成長速度】
移植・凍結が可能な大きさになるまでにかかった時間が短い方が良いとされます。
当院では、採卵からの培養日数(5日目・6日目・7日目)において基準値を決めており、
基準値を満たした胚に対して移植や凍結を行います。
※基準に達していても状態によっては移植・凍結を見送る場合があります。
【採卵時の年齢】
採卵時の奥様の年齢によって、着床率の評価が変わります。
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