年齢39歳。5～6回タイミングを試みていますが妊娠しません。このような場合、体外受精に切り替えた方がいいでしょうか？

39歳という年齢を考えると、
適切にタイミング治療が行われているにも関わらず、
数回で妊娠に結びつかない場合は、
早めに体外受精に切り替えることをお勧めします。

1か月の間に自然妊娠する確率は、
25～30歳は25～35％ですが、
35歳で18％、
40歳になると5％まで低下します。
これは年齢による卵子の質の低下が主な原因です。

また、年齢が上がるにつれて染色体異常の割合が増加する為、
流産率は上昇し、30歳後半では流産率が妊娠率を上回ります。

このように39歳は、妊娠率が急速に低下し、
流産率が上昇する境の時期になります。
その為、卵巣機能を把握し、適切に治療を進めていくことが大切です。
特に卵巣機能が低下している方（AMH底値など）は、
体外受精に切り替えることで妊娠率を上げることが可能です。