見出し画像

月経不順で検査したところ、高プロラクチン血症と診断されました。この場合、不妊治療や妊娠はできますか?

プロラクチン(PRL)とは、
脳の下垂体から出るホルモンで、通常は産後の授乳により上昇するホルモンです。
産後すぐの妊娠をしないように(子宮の回復の為)、排卵を抑制する作用があります。

高PRL血症は、授乳期間でないにも関わらず、
血中のPRL濃度が上昇する状態です。

排卵障害を引き起こすため、
無月経や月経不順となり、不妊の原因となる可能性があります。

卵巣機能に異常がある人の、9~17%に見られます。

血液検査でPRLが上昇している場合は、
まず原因の検索(下垂体腫瘍・薬剤性・甲状腺機能低下症など)を行い、
原因に合わせて治療を進めます。

原因不明の場合は、ストレス・睡眠不足など生活習慣が原因で上昇する場合もあると言われいます。

基本的には、PRLを下げる治療(投薬)を行います。
治療により、PRL値が正常化し、排卵が戻る場合もあります。

基本的には薬の服用をしながら
同時に不妊治療をすすめていくことが可能です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?