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終活ブームに潜む危険・民間霊園は投資の回収がある お墓編その40

霊園の許可(出資金を早く回収したい石材店)

以前書いた霊園の開発のことですが、少し掘り下げて考えてみましょう。
霊園開発に必要なもの
1、広い土地(なるべく造成の不要な平坦地)
2、宗教法人
3、資金を出す石材店
これが必要になります。
霊園の開発を専門にしているところは、まず広い土地を見つけるのに苦労します。
ある程度の面積になると、土地は様々な規制があり届出や認可に許可が必要になってきます。
また、霊園には通常管理棟も作られますので、最低限電気水道の確保は必要になります。(もちろん建築確認も受けます)
次に、宗教法人を探します。
これも、単純に言えばお寺さんです。
かといって、お寺さんも最終的に経営主体として責任をとることになりますので、おいそれとは名義を貸してはくれません。
そして、最後の難関は出資してくれる石材店を集めることです。
石材店も1口1000万から多いと数億円の金額を出しますから、売れないエリアの霊園に出資することは、まずありません。
その代わり、出資の誘いを断り続けると売れそうな霊園まで誘われなくなるので、仕方なく抱き合わせのような形で辺鄙なところの霊園の出資も強いられます。
そして、そこには来たお客様を単なる出資金回収のためのカモネギと思っている石材店が待ち構えております。
特に、出来て数年はそのような状態ですので、「空き区画が無くなりますよー」とかの煽り文句に惑わされず、ご自身の将来設計において「お墓」の位置を考えてみてください。
そこから、石材店が資金回収に焦る顔がぼんやりと見えてくるでしょう。

いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









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