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終活ブームに潜む危険・石種と価格の関係 お墓編その21

石の種類と価格の関係。

お墓を買うと悩むのが、石の種類だと思います。
ひと昔前と違い、今は色々な色の石が使われ赤・青・ピンク・黄色・緑・黒・白と主なものでも結構あります。
これに、石目(石の目の細かさ)を追加すると何パターンにもなります。
そこで、気になるのは石の種類と価格は関係あるのか?
ほとんど関連性はありません。
安い石種でも品質が一定の定評のある石もありますし、高額でもトラブル続きの石もあります。
その違いは、単に墓石として使用されていた実績があるかないかだけです。
最近の綺麗な墓石は、実は建材用の石を墓石に流用しているだけだったりします。
つまり、屋外で使用する前提がなかったりする石があります。
中国の丁場(産地)がたまたま見つけた石を勧められて、仕入れてるだけだったりします。
石種名も、国産材の場合は歴史的建造物に用いられた庵治石・北木石など有名なものもありますが、大半の中国材は国産材の似たような名前を借用していたり、適当に産地で名づけていて石材店でも自社で取扱いの無い石は、はっきりいって判りません。
それくらい、歴史の浅いのが石材です。
100年は大丈夫、子々孫々と思って購入した「お墓」その石の質は大丈夫か? 売っている石材店も正直判らないのが実態です。
黒も白もグレーも単なる石です。
10年単位でどうにかなるものではありません。

いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









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