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終活ブームに潜む危険・ざっくり寺院墓地と民間霊園の違い お墓編その35

寺院墓地と民間霊園の違い(ざっくり)

今回は、「お墓」を民間霊園や寺院墓地の違いを着目します。
以前書いた、民間霊園は石材店が基本的に開発し宗教法人などを置いて運営しています。
なので、永代使用料に性質の違いが出ます。
寺院墓地は、元々昔から寺の墓地だったので開発も許可も必要ないので、指定石材店になると据付工事と「お墓」の仕入れだけで簡単に開業できます。
その代わりに、お寺さんの行事手伝いなどをこなし檀家獲得の手伝いを「お墓」を通して行っていきます。
チラシなどに「過去の宗旨宗派不問」と書いてあるのは、檀家になる前提の寺院墓地です。
では、民間霊園は?
民間霊園でも、その開発に関わってない石材店の場合は寺院墓地と同じように建墓手数料などを霊園に納めます。(注:10%程度でした)
この場合、石材店は「お墓」の販売を通して開発業者の投資資金回収に尽力することになります。
指定石材店制度は強力な仕組みなので、滅多に他所の石材店は参加できません。
新たに参加する場合は、販売権の譲渡を指定石材店から受けること(実質権利の売買)で参加します。
そして、他にも顧客を紹介するという形で指定石材店になっていない石材店が霊園を販売する場合もあります。
その場合、指定石材店に紹介手数料を支払うか、相手が指定石材店になってなく自分が指定石材店の霊園にお客様を紹介してもらうバーター取引をしたりします。
それくらい、指定石材店の作る霊園の石材組合を通じて業者同士の交流があります。
アナタの大切な情報は、霊園に申し込んだ瞬間から石材店間でやりとりされてます。

いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









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