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終活ブームに潜む危険・墓じまいは必要? お墓編その30

墓じまいは必要か?

筆者は、「お墓」の引っ越し(墓じまい)も実際に問題になるまでやる必要は無いと考えております。
先ず、多額な費用がかかる。(少なくとも100万円程度)
●寺院墓地の場合
離檀がともなうので、住職が嫌がります。
そのときに、法外な閉眼供養料や離檀料を請求されたりします。
これは、お布施ですので相場を伝えられるだけで本来強制力は無いのですが、改葬許可書の申請のさいにご遺骨の安置場所の確認印が必要なため判子がもらえないという事態になります。
お寺は、コンビニより数が多く様々な副業でなりたっているような状況で、
名の知れた寺院でも、コロナ禍観光収入(拝観料)がないだけで大打撃でした。

●民間霊園の場合
こちらは、指定石材店制度により撤去工事ができる石材店が決まってます。
とすると、引っ越しを頼むと同時にその石材店から引っ越し先の提案をされます。当然安い訳もなく1体数百万円の納骨堂やら勧めてきたりします。

では、引っ越しの必要(墓じまい)の必要が無いかといえば
住所が変わってしまえば、寺院も霊園も追跡することができないからです。
今は、どの寺院もかなりな無縁墓が存在してます。
これから少子化で更に増加するでしょう。
そのようななか、無理に高額の費用を払って墓じまいする必要があるでしょうか? 永代使用権はある意味弱く、ある意味強い権利です。
待っていれば新規に寺院墓地を民間霊園みたく造成するため、お寺側から撤去して欲しいという話もあるかと思います。
それまで、待てばいいのです。
先々考える真面目な人ほど損をする。それが墓じまいの実情です。
そして、移転先は基本的に民間霊園になってしまい費用が嵩むのも現実です。 

いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









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