エフォートレス思考
大きな成果をを出す為にはそれ相応の努力が必要だ。頑張れば頑張ったぶん必ず報われる。こういった考えは古くから私たち日本人の頭の中に刷り込まれている。ビジネスシーンにおいてもこのような働き方を賛美する面も未だに多いのではないだろうか?
しかしながら精一杯頑張っているはずなのになかなか成果が出ない。頑張りすぎて身体を壊してしまった。など、現実には報われないことの方が多い。
頑張りが足りないのだろうか?
本書ではこのような悩みに対してエフォートレス(簡単な、気楽な)思考で、行動を変え、仕組みを作れば良いと述べている。
努力は最小化。成果は最大化。
これがエフォートレス思考の基本的概念。
エフォートレス思考を実践する為には、以下の3つのステップが必要だ。
■精神
・一定ラインを超えた努力量と成果との間には、相関関係は無いということを認識する。
・不満を感じているものではなく、満足しているものに視点をおく。
・なにもしない「休息」をしっかりとる。
・抱えているタスクに優先順位をつける
■行動
・達成可能な目標設定をおこなう。
・エフォートレスなペースを心掛ける。
・手順は限りなくシンプルに。
・失敗を受け入れる。
③仕組み化
・物事の原理原則を理解し、それらを限りなくシンプルに伝えられるようにする。
・教育する事を教育。すなわち教育のサイクルをつくる。
・優先順位の低いタスクは自動化。
本書ではこれらのステップに対して、事例を交えて紹介している。
ただがむしゃらに努力するのではなく、注力すべき部分と切り捨てる部分を明確にし、メリハリある行動が重要。
ビジネスシーンではもちろんのこと、普段の生活においても活用できる内容となっている。
今すぐにでも実践できる部分も多いので、本書を手に取りマインドセットから始めてみてはいかがだろうか。
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