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プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える

ビジネスにおいて、自身を取り巻くステークホルダーの気持ちを掴むことは必要不可欠。
気持ちを掴み、納得感を与えるにはどうしたら良いか?
それは「ストーリー」を語ること。

誰しも自分だけのストーリーをいくつも持っている。伝えたい内容に対して、それらのストーリーを織り交ぜることによって相手の納得感は格段に上がる。

本書は、ビジネスにおけるストーリーの重要性を説き、ストーリーが人にもたらす影響、ストーリーの語り方といった方法論がまとめられている。

様々なストーリーを交えて紹介されているので内容が入ってきやすい。
ストーリーがある事によって得られる納得感を、読み進めながら感じることができる。
ストーリーの重要性を頭で理解するというより、身をもって体感するという感じ。

人を動かすうえで大切な6種類のストーリーがある。本書の序盤にて紹介されている内容だが、重要なものだ。
400頁弱ほどある本書だが、この部分をインプットするだけでも非常に学びになる。
もちろんこの部分も、ストーリーを交えて紹介されているので、納得感は先述の通りだ。

過去の偉人や為政者、人々に影響を与えた人物に共通して言える事は人心掌握に長けていたという点。人心掌握に必要なものは、自分自身を語る事。すなわちストーリーを語る事である。

ストーリーを語る事で得られる力は強大で、時に国家をも動かすものとなる。
このように、ストーリーというものはビジネスのみならず、私たちが生きていくうえで非常に重要なツールである。 

本書は、このツールを学ぶうえで最良の書籍であると感じる。ぜひとも多くの人に読んで頂きたい。



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