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王前進「茶禅一味」展に伺いました

数年前からfacebook友達でもある作家の王前进 (王前進)先生の展示へ、京都の五条にある一茶亭ギャラリーに伺いました。素敵なギャラリーでした。

今回、初めて王さんの作品を実際に見せていただきました。
会場には小さいお軸と茶寵という作品がたくさんありました。

茶寵は達磨だったりいろいろなモチーフがありました。「全て達磨大師や仙人か老人のような形なのはどうしてですか?」と聞いたら、
モチーフよりも作るときの感触や線のリズムを大事にしていることと、中国ではお茶のときに茶寵を置くもので、なでたり磨いたりするんだそうです。知りませんでした。

王さんは茶寵を「茶ペット」と訳していました笑
「日本ではそういうもの(茶ペット)ないですか?」と聞かれて、
「うーん、、、茶道では道具を大事にしたり、愛でたり、大事に扱いますが、、、ちょっと違うかも、、、ないかもしれないです」と私は曖昧に返答。

作品を拝見した後、中国の作家の先生方たちと話したりする機会があったのですが、私にとっては久しぶりの日中文化交流にもなって楽しかったです。

王さん中国茶(紅茶でした)を何杯も際限なくみんなに注いでくれます。
「ありがとう」の意で、指で机をトントンする様子も見受けられました。

一茶亭ギャラリーの亭主のあかりさんは茶道をたしなんでいること、日本画をされていることを伺いました。美味しいお茶菓子をいただきました。
いただいた花びらもちの写真を今回の記事のバーにしました。

夕方、王先生と先生のお知り合いの北京から来られた書道の先生とアシスタントの方、ギャラリーの亭主のあかりさんとみんなで会食をしました。
そこでも気づきがあったのですが、めちゃくちゃ乾杯します。たまたまかもしれませんが、、、。
展示おめでとう㊗︎、ご縁や出会いに対しても、名前の意味が素敵なことにたいしても、友達になれたことにも、たのしい時間にも、色んな理由で2時間で8回以上は乾杯したように思います。
楽しかったです。

私の名前なのですが美夢という字は中国の4字熟語で「美夢成真」といって夢は叶うという意味があるようで、そのことで縁起がいいと北京から来られた書道の先生に教えてくださいました。そのことについても先生方に乾杯していただきましたw

中国の先生方の温かくておおらかな雰囲気と楽しい時間に癒されました。

1番左は王前進先生
景徳鎮からは陶芸の先生(右から3番目)
北京から来られていたのは、
北京尚艺书院の董瑋先生(左から3番目)
感謝大家!

以下、ギャラリーからの情報コピペ↓
王前進 個展「茶禅一味」
2024.1.14(sun.)-1.28(sun.)
Open 12時-18時(月曜休廊)

※ワークショップ「一茶亭夜あそび~第参夜~中国の土で、小さな茶杯づくり」
展覧会を開催中、小さなワークショップを開催いたします。日本と中国の土の違いや、焼き物について楽しく学び、茶杯、茶を作る体験も。それぞれ個性がある、“日中の土であそぶ”ひととき。ぜひ、ご参加ください。
開催日:1.20(sat.)18時半から
参加費:3000円※軽くお飲み物とおつまみを用意します。持ち込みも歓迎です。
定員:10人(予約制、ご興味のある方はDMでお問い合わせください)

王前進WANG QIAN JIN
1984年生まれ
2015年
国家級陶芸人材三級資格証明書を取得
2018年
黒竜江陶磁器協会会員
2019年
江蘇宜興紫砂彫刻協会会員
2021年京都市立芸術大学陶磁器専攻在学
主な受賞歴
2014年 第1回江蘇省陶磁器芸術家作品展 優秀賞
2017年 江蘇省工芸美術『芸博杯』第5回陶芸革新作品展 金賞
2018年
: 山東青州第1回紫砂芸術祭 銀賞
2019年
第 7回台湾国際金賞陶芸デザインコンテスト優秀賞

展覧会のフライヤー

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