教室展の作品

草木染めの教室で作品展があり、これまで作ったものを出展することになりました。


謎の鍋敷きのようなもの

苧麻の繊維を紡いで糸を作り、自作の後帯機で織った鍋敷きのようなもの。
植物から糸を作ることにめちゃくちゃ憧れていたものの、現実はめちゃくちゃ大変でした。昔の人が刺子で補強して使い続けるのが納得です。新規で作るの大変すぎます。


タチアオイで染めた絹のラップ

丸森町は元々養蚕が盛んで、今では少なくなってしまいましたが数件の養蚕農家の方がいらっしゃいます。絹をミツロウラップにしてみては?という声は以前からありましたが、価格が見合わないこともあり試作すらしていませんでした。今回、先生のアドバイスもあり、初めてラップに。

繊細で薄い生地は、ミツロウを含んだことで重くなり歪んでしまいました。実用には繋がりませんが、絹の透け感を立体にして見るとさらに美しさが引き立ちます。

こうやって糸を作ったり色を取ったりする時に、物の成り立ちを紐解いているようで面白く感じます。その辺のもので、結構なんでも作れてしまうのですよね。

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