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代表選候補者 正と負③足立康史

こんにちは。

開票日までに党代表選立候補者に対する私なりの見方を書かせていただきたいと思います。

主に党の代表選HP掲載の公約等の情報と、一部各候補者のHPやSNS発信内容をもとにして見解を書きますが、私もすべてを網羅的体系的に把握しているわけではないので、そこはご了承願います。

最後は足立康史氏です。

足立康史氏への期待

党内きっての政策通

今や知らない人はいないぐらい有名な話ですが、足立さんは政界進出前、経済産業省の官僚であったのは周知の事実。

衆議院議員当選後も、維新内において法案作りをリードされております。

中でも、「盛り土規制法」を可決成立させたのは、議院内閣制の国会にあって、ともすれば野党のアピール方法が政権追及に偏りがちな中にあって、画期的な出来事であったと思います。

足立さんの国会質疑は、一部与党の政治家からも高い評価を得ており、維新にとってなくてはならない存在であると言って差し支えないと思われます。

ガバナンス改革論

今回の代表選においても、かなり充実した公約集を発表しており、政策の足立を前面に押し出した選挙戦を展開しております。
足立康史 特設サイト | 日本維新の会 | 代表選挙| 公約・政策・経歴・実績 (adachiyasushi.com)

中でも、大きな目玉とも言えるのが、党のガバナンス改革です。

従前の意思決定プロセスを大きく変え、国会議員・広域自治体・基礎自治体の三層に分け、全会一致を原則とする役員会で決する(全会一致できない場合は、臨時党大会で3分の2の議決。それでもだめなら、党員投票。)大胆なガバナンス改革論を唱えています。

これは、国会議員・地方議員の横並び原則を再度徹底するもの、そして党員民主主義を強化する取り組みとしてくみ上げられたアイデアだそうで、他の候補者よりもかなりドラスティックな改革案と言えるでしょう。

その他、国会議員が各総支部のトップとなる状況を改める等の

身を切る改革から身を正す改革へ

同じく、今回の公約集で注目したいのは、身を切る改革の見直しです。

「身を切る改革」が自己目的化し、議員活動の合間にアルバイトをせざるを得ない、ビラを作る資金が足りないといった本末転倒な状況を正すべく、単に「身銭を切る」ことではなく「身を正す」ことを目的にし、政党交付金の公正な分配や法整備を通して、「政治家を身分から職業へ」の理念を実現しすると謳っております。

国会議員が増えた今ならば政党交付金を多く受け取れるようになったため、地方議員らに多くの資金を配分することも可能と考えられますので、政令市や都道府県会議員のように元々高収入ではない町議等に対して、一定の援助や、身を切るか改革の見直しは必要なことと思います。

でなければ、貴重な戦力を失うことにもなりかねないわけですし、今後維新から選挙に出ようという人が減る可能性もあり得ますので、どの候補者が代表になっても、身を切る改革の中身については検討していただきたいと思います。

SNSでの発信力と一般人とのふれあい

維新の国政政治家で随一の発信力も見逃せないポイントです。

公式YouTubeチャンネルはもちろん、Twitterフォロワー数は、約20万人と群を抜いており、Twitter音声配信機能であるspaceを用いた「あだスぺ」は、毎回高度な議論が展開される敷居の高い内容であるにもかかわらず、毎回多くの視聴者をくぎ付けにしております。

当方も、何回か共同ホストとしてご一緒させていただきましたが、難しい議論を可能な限りかみ砕いて説明して、一般有権者の方に自身の想いや考えを伝えようとする姿勢が見えるのは、好感を持てます。

また、「あだスぺ」では、リスナーの疑問に直接答えるという時間も設けられ、直接的に有権者の声を聞いて触れ合おうとするのは、率直に政治家として素晴らしい姿勢だと思います。

余談になりますが、維新の組織や政治家は、space機能をあまり使っていません。

気軽に音声配信できるspaceは、Twitterとの相性も良く、Twitterフォロワーがたくさん議員ならば、もっと有効活用できるはずです。

(特に参議院全国比例の)選挙では、夜8時以降のマイク使用はできないため、広く多くの人に自分の訴えを聞いてもらうには、かなり有効な手段であると言えます。

なので、「あだスぺ」を一つの手本として、各議員さんも音声配信に力を入れられてはいかがでしょうか。

愚直に維新

2017年頃からの党勢低迷期に「愚直に維新」と言う全国遊説を行い、全国での候補者発掘等に貢献したとされます。

独立独歩のイメージが強い足立さんですが、実はこうした党全体の勢力拡大に向けた取り組みをされております。

他にも先日の参院選等においても、松井・吉村両名が応援に行けない全国区各地の選挙区で、応援演説を行う等、党への貢献もなおざりにしておりません。

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