雨の京都ひとり旅 その1
母親が心配するくらいには幼稚園の頃から私は1人で行動することに全く抵抗のない人間でした。初めての友達ができたのは年中さんになった後で、それまでの1年間ずっと1人遊びしていたらしい。今でも1人映画、1人焼肉、何ならテーマパークとかも行こうと思えば行けます。ただただ、友達と遊ぶのと同じくらい、1人行動も好きなんです。
そんな人間なので、かねてからひとり旅というものに憧れがありました。（タイミングがなくてしたことがなかった）
そして来たる11月。今年は誕生日が金曜日なこともあって有給をとって三連休にしようかなと考えていたため、そこを使ってひとり旅しようじゃないか！と急に思い立ち。
「誕生日何しよう‥あれ？もしかしてひとり旅チャンス？ひとり旅、しちゃう？→→そうだ、京都へ旅行こう！（ここまで10秒）」
ということで、ノリで京都日帰り旅が決まりました。
私のこうやって勢いで即決できるところは好きだなと思います。それで多々失敗もあり‥。
名古屋から京都ってとても近くて、新幹線だと30分くらい、安さをとると平日ならバスで3時間弱・1500円以下で行けちゃいます。すごい。県内移動よりも安い。バス旅が割と好きだし安いので今回行きはバスに決定🚌
ノリで決めてからというもの、どこへ行くかを考える日々。静かで落ち着いたお寺に行きたいというマストな目標とずっと行きたかった喫茶店を主軸に計画を組み立てていきます。しかし、行きたいところが離れすぎててとてもじゃないけど全部を回りきれない（涙）本当なら美術館も行きたいし、キルフェボンとかも食べたかったし、鴨川で美味しいご飯を食べるなんてこともやりたかった‥！これは次回に取っておこうと潔く諦めました。
計画は順調に進みました。当日が、雨なこと以外は‥‥。
何を隠そう、小中の修学旅行は土砂降り、ディズニーに行けば7割は雨、丈一郎と（？）私がいる（？）なにわのコンサートはもちろん雨な、雨雨女の私なのでそんな気はしていました。（今年のコンサートは晴れたよ！暑かったよ！）
そこはポジティブシンキング、悪く言えばどこまでも能天気な性格で「雨の京都絶対風情ありますやん」と押し通し楽しむ気満々で出発です。あんまり雨強くなかったし。
ただ、フィルムカメラの使いどき！と思っていたので残念（ご存じのとおり？フィルムカメラは、雨天と相性が悪い）。
京都に着いてまず最初に向かったのは東山駅。ここに行ってみたかった喫茶店があるのです‥。
喫茶me〜🙏🏻銀座にある喫茶youの姉妹店だそうで。
去年初めて喫茶youのオムライスを食べたのですが、今まで経験したことのない＂飲める＂感覚にとてつもなく感動しました。銀座は中々行けないけど、京都ならすぐ行けるな‥。と思っていたので、誕生日に食べるなら絶対にこれ！と決めていました。むしろ、ここのオムライスのために京都へ来たまである。
本店同様、飲めます。調子に乗ってクリームソーダまで頼んでいる。誕生日だし、いっか。
店内では懐かしの80年代ソングがかかっていたり、机がインベーダーゲームになっていたり。
タッチが流れてる時にこの席に座った大学生くらいの男の子がフルコーラスで口ずさんでおり、「めっちゃ覚えてるやん」と友達からつっこまれているそれはちょっとみちながみたいだなと思いました（オタク脳）。
たっぷりとお腹を満たしたら、目と鼻の先にある平安神宮へ。七五三の女の子や袴と白無垢を着た新婚さん、修学旅行であろう学生たち、と、この世の幸せフルパックを拝見しました。
神苑、雨との相性めちゃ悪なので要注意です（笑）白スニーカーで絶対に行ってはいけない‥！雨上がりの運動場を思い出しました。やはり想定していた通りで、雨の神苑もまた侘び寂びがありました。靴がぐちゃること以外は良い。
たっぷり散歩したらバスで移動して大徳寺前で下車。ここでは庭園のあるお寺に行きます。
龍源院。鐘の音、雨のしとしととした音だけが聞こえる静寂の世界‥私が求めていたものがここにあります。奥に見える３つの岩の中で1番平べったいやつは一枝坦（いっしだん）というらしいんだけど、何度見ても道枝担に空目する。
黄梅院。本当にお庭が綺麗でした‥！なぜこのようなお庭の模様になっているのか案内の方に説明してもらったのですが、教えられた通りに見ると意味合いが違って見える。川から大海へと流れる水が表現されているんだって。趣〜！（IKKOさんボイス）もう少し紅葉が深まったらより綺麗なんだろうなぁ。
冒頭の余談が長すぎてなんだか少し長くなったので２つに分けます✌🏻
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