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美容師が”持っていたい”と思う「mm(ミリ)」の魅力とは

今年で発売から10年を迎えた人気スタイリング剤シリーズ「ロレッタ」の開発チームのメンバーだった津田 恵さん(Laf from GARDEN)。「ロレッタ」のお姉さんブランドである「mm(ミリ)」の開発チームとしても活躍中の津田さんに、開発の苦労話や大人世代への「mm(ミリ)」の上手なお勧め法をインタビュー。最後に津田さんがこれまでたくさん経験されてきたヘアショーやセミナーにかける想いについてもお話を伺いました。

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――ズバリ、「mm(ミリ)」のいちばんの良さとは?

すごく使いやすいですし、おすすめもしやすく、”自分でも持っていたい”と思わせてくれるところです。パッケージが可愛いのはもちろん機能性も高く、ちょっとした”うれしいポイント”がどのアイテムにも入っていて、「こんなスタイリング剤が欲しかった!」と率直に感じています。「ロレッタ」の大人ブランドというのがわかりやすいですし、パッケージの雰囲気とターゲット層がフィットしていると思います。人工的なワックスなどは使う人が減った感じがしていて、その点「mm(ミリ)」は髪につけたあと体につけてもOKなので、自然派志向の方が増えている今、時代的にも合っていると思います。

――人気NO.1アイテムは何ですか。

クリームバターです。続いてバター、オイルモイスト、がよく売れています。クリームバターはスタッフ人気もNO.1です!1つひとつパッケージデザインが異なるので集めたくなる気持ちが生まれることもあり、複数お持ちのお客様もたくさんいます。「mm(ミリ)」「ロレッタ」よりも少し値段が高めですが、”いい物なら買いたい”という大人世代の方が多いですね。

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――どのようにおすすめしていますか。

セット面には色々な商材が並んでいるので、お客様に「選んでください」と言うと悩んでしまいます。そんな時、特長があるとご説明しやすく、お客様も決断しやすくなります。「mm(ミリ)」は天然由来成分+美容成分が90%以上(水を含む)配合で、使ったあとの使い心地がとてもいいのが特長。バターとクリームバターにはSPF表示があり、特にクリームバターは他にない柔らかさとなじみやすさが大きな特長なので、おすすめしやすいです。SPF表示は結構、お客様の心に響きます。これは他にはないですよね。バターも、他のものだとカチカチになって取り出しづらい場合がありますが、「mm(ミリ)」のバターは自然に手の温度で柔らかくなります。また、甘すぎず爽やかすぎず、くどくない香りなのもうれしいですね。残りすぎないけれどしっかり香りがあり、時間が経っても酸化した匂いがしないと好評です。特にオイルやオイルモイストのジャスミンの香りは大人気。こういった「mm(ミリ)」の特長をお話すると、それならそのブランドで揃えてみようかな、と思ってくださる方が多いです。

――津田さんの推しミリは何ですか。

「mm(ミリ)」はどれも高いスタイリング力があるわけではないのでミックスして使うことが多く、私は乾燥毛なのでオイルモイストとクリームバターを混ぜて使っています。3本指でクリームバターをすくい、みんなが引くくらい大量に使います(笑)。朝、帽子をかぶって出勤して根元の広がりを抑え、それからスタイリングするという地道な努力もしています。オイルモイストも香りがいいのでどんどんつけてしまいますが、体にもつけられるというのは他になかなかないですし、30歳を超えてくると肌の乾燥も気にするようになりますから、肌へのやさしさがとてもいいと感じています。

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――開発に携わってみての感想をお聞かせください。

「ロレッタ」の時はGARDENだけでしたが、「mm(ミリ)」は異なるサロンの方と一緒に開発をしているので、お客様層など色々な違いがあり、それによって面白い発見があったり、勉強させていただくことも多いです。世代が近い女性美容師さんばかりなので遠慮せずに言いたいことが言えますし、本当にいいメンバーに囲まれているなと思います。「mm(ミリ)」はみんなの、いい意味でのわがままが詰め込まれた感じです。たとえば1プッシュで容器から出る量の多い少ないでもめて、結論が出ず、次回の会議に持ち越しになったり…。”ここは妥協したくないよね”という、みんなの強い想いがそうさせるんですよね。小さなことにもこだわって、時間をかけて、そうして1つの商品ができていくという発見があり、とても面白いです。開発会議という堅い感じというよりは楽しませていただいています。

――津田さんは数々のヘアショーやセミナー、雑誌の撮影などの課外活動でもご活躍されていますが、サロンワークとの両立はどうされていますか。

忙しいと思っていた時期もありましたが、最近はそれをやることがルーティンといいますか、あまりサロンワークとかけ離れてはいないことだと思っています。新しい作品を作ることと、お客様に新しいヘアスタイルを提案することは、そんなに違わないと思うんです。最初は雑誌の巻頭を任されて悩まされたこともありましたが、今ではすんなりゴールが見えるようになりました。むしろずっとサロンにいるより外に出る時間があることで、頭がすっきりします。

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――そういった課外活動は、最初からやりたいことだったのですか。

私は元々大阪のサロンで働いていたのですが、東京に出ようと決意し、東京のサロンに入ったらこの雑誌に出たいとか、ヘアショーやセミナーをやるんだ、と決めていました。24歳の時、一度は不合格となりながらもGARDENに入社し、3年間アシスタントをして27歳でデビューしました。先輩の地方セミナーに自腹でついていったり、夜遅くまでモデル探しをしたり。休みの日もお店にいたので「津田さんは毎日サロンにいるよね」「ストイックすぎるよ。大丈夫?」「大変だね」などと言われていました。でも自分はこれをやるのだという目標がありましたから決してしんどくはなく、楽しかったです。その経験があるからこそ、ちょっとしたピンチがあっても大丈夫!って思えたりします。今はヘアショーはなかなかできませんが、私はヘアショーを見て刺激を受けたほうなので、そういう人が増えてくれたらいいなと思います。後輩もどんどん私を追い抜いてがんばってやっていってほしいと思っています。

GARDEN Tokyoという大型店舗から、同じ銀座に今年新しくできたLaf from GARDENへと異動になった津田さん。GARDEN Tokyoより狭い分、お客様から「津田さんが必ず見える所にいてくれるから安心する」と言われるのだそう。最先端のデザインを追いかけ、ストイックな一面もありながら、どこか周りの人を安心させるやさしい雰囲気を持っている津田さんの美容道をお聞きして、とても素晴らしい方だなと改めて思いました!

ライター 森永泰恵

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