「資格」は何のために取るのか
私が持ってる資格の一つは国家資格の「歯科衛生士」。
取得するまでの学習期間が長く費用もたくさんかかったし、資格を取るのはもうこりごり!と思った。親にすすめられて取ったという軽い動機だったのもあるかもしれない。
その割には資格を取得してからもうかれこれ10年以上歯科衛生士をやっている。で、今になって新しい資格をまた取りたいとも思い始めた。
あの頃の自分と今の自分では考え方がずいぶん変わった。
歯科衛生士業務って主に歯周基本治療と予防処置をすることが多い。そんな仕事を経験していくにつれて、この仕事って「患者さんの口腔内の問題解決や、治療終了後の再発や進行を防ぐための予防をサポートする仕事なんだな」と自分の中で仕事の目的が明確になった。
その目的を達成するにはどんなことが必要か?どんなことを学べばいいのか?と探求する。
目的を達成することができればそれは歯科衛生士としての他者貢献。
そして他者貢献を肌で感じたときに仕事にやりがいを感じ、次の意欲に繋がる。
探求心(何を学びたいか) + 目的(他者貢献) = 資格
ということ。
資格は別に取らなくてもいい
しかし世の中では、歯科衛生士の資格さえあったら仕事が出来ても出来なくても"歯科衛生士"なんだってことも分かった。
でもそれってなんか虚しいよね。何らかの資格を取ってもある程度の明確な目的も無くお金の為になんとな〜く仕事してたり、そもそも資格を使った職につかなかったりするなら資格保持者として他者貢献できてないので意味ないんじゃないかと思う。
その資格を取るために費やしてきたお金や時間や労力ももったいないと感じる。
なぜなら時間は有限だから。
私が歯科衛生士になったときは若かったしやりたいこともなく時間もあったから。けどもう今は30代だし時間は有限だってことはひしひしと感じてる。
だから、探求心と目的がないなら資格を取る必要はない。
資格を取る基準は自分の中にある
何のために「資格」を取るのか。
お金のため?
親にすすめられて?
ステータスに浸るため?
理由はそれぞれだとは思うけど、自分の場合は資格を取って経験を積んだからこそ、資格の重みにも気づいた。
例えば自分が何かの問題解決のために資格保持者にお世話になるとしたら、力になりたい!と目的を持って問題解決に寄り添ってくれる人とそうじゃない人どっちに担当してほしいか?
答えはもちろん前者。
だからこそこれから資格を取るときは、自分の探究心と目的で決めるに限る。
そして自分が学ぶ必要がないと感じた項目が多い資格なら取る必要は無い。
学習期間もなるべく短いほうがいい。なぜなら1つの資格の勉強に囚われる時間が多くなると、他のやりたいことの時間が削られてしまうから。
学ぶ項目が多く学習期間の長そうな資格は、教科書だけ買って学びたいことだけ学べばいいとさえ思ってる。だから資格自体はいらない場合もある。
要は、自分の性格に合った学び方で、本当に学びたいことを探求して、なおかつ自分の目的に繋がる資格を取ったほうがいいということ。
「探求心」と「目的」から資格を選ぶ
長々と書いてしまったけど、言いたいことをまとめると
自分の本当に学びたいことと、他者貢献したいこと両方にマッチした資格を選ぶべきだということ。
分かりやすく図解にするとこんな感じ。
ちなみに、今年の7月にこの考え方を基に「産業心理カウンセラー」という資格を取得した。
そしてまた新たな資格を取ろうと思っている。
私は心理学が好きなので、この先はそれに特化した方法で他者貢献したいと思っている。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
あなたが「資格」を取りたい理由は何ですか?
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