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Mリーグ2023-24 ファイナルシリーズ(5/6~5/17)のデータ【U-NEXT Pirates】

こんにちは!
Mリーグ2023-24シーズンで見事優勝を果たしたU-NEXT Piratesのデータを紹介していきます!

 本記事で掲載しているデータは、ファイナルシリーズのみの成績となります。

なお、データの取り扱いについて、下記2点を必ず守ってください。

  • 営利目的でのデータ使用の禁止

  • 誹謗中傷目的でのデータ使用の禁止

詳細については、以下の記事をご確認ください。


過去の成績

レギュラーシーズン(9/18~3/29)の成績

レギュラーシーズン(9/18~3/29)の成績は、以下の記事で紹介しております!

セミファイナルシリーズ(4/8~5/2)の成績

セミファイナルシリーズ(4/8~5/2)の成績は、以下の記事で紹介しております!

チーム成績

ファイナルシリーズでは、16戦でトップ7回、2着3回、3着4回、4着2回とトップ率43.75%を記録し+280.5ptと大きくポイントを伸ばし、通算555.1ptで史上初の2度目の優勝を果たしました。

攻撃面では、和了率27.18%(1位)、和了平均打点5,377点(4位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が4%以上高く、ファイナルでも引き続き打点よりも手数で勝負している格好となっています。
守備面では、放銃率5.64%(1位)、放銃平均打点7,264点(4位)とレギュラーシーズンと比べて放銃率が6%近く低く、放銃で失点するケースはかなり少なくなっています。
被ツモ率27.69%(1位)、被ツモ平均打点2,659点(4位)
とレギュラーシーズンと比べてどちらも高いものの、ファイナルでは全体的に被ツモ率が高かったため、被ツモによる失点はリーグ平均より少なくなっています。

リーチ率は18.97%(4位)とレギュラーシーズンと比べて2%以上低く、和了率62.16%(1位)、放銃率10.81%(2位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が10%以上高く、ファイナルではリーチの精度がかなり高くなっています。
和了平均打点7,122点(4位)、放銃平均打点10,000点(3位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点が800点以上少なく、ここでも打点よりも手数で勝負している格好となっています。
一発率が13.51%(2位)とレギュラーシーズンと比べて4%以上高く、この数字からもファイナルでのリーチの精度の高さが見て取れます。

副露率は28.72%(1位)とレギュラーシーズンと比べて2%近く高く、和了率33.93%(2位)、放銃率3.57%(1位)とレギュラーシーズンと比べて放銃率が10%近く低く、仕掛けた場面でも精度がかなり高くなっています。
和了平均打点3,616点(4位)、放銃平均打点2,050点(1位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点が500点以上低く、ここでも打点よりも手数で勝負している格好となっています。

和了時黙聴率が20.75%(1位)とレギュラーシーズンと比べて9%以上高く、黙聴時の和了平均打点が4,773点(2位)と500点ほど低いことから、ファイナルでも終盤はポイントに余裕のある状況だったため、黙聴は躱し手として使うケースが多かったものと考えられます。
流局時テンパイ率が34.38%(4位)と10%近く低く、この数字からもチーム状況を考慮して無理に聴牌を取りにいかず、守備的に手を進めていたことが見て取れます。

個人成績

小林剛選手

ファイナルシリーズでは、4戦でトップ2回、2着1回、3着1回とラスなしでポイントを大きく伸ばし、126.6ptの個人2位となっています。

攻撃面では、和了率32.69%(1位)、和了平均打点5,500点(11位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が11%以上高く、ファイナルではこれまでの鬱憤を晴らすかのように和了を数多く決めています。
守備面では、放銃率1.92%(1位)、放銃平均打点18,000点(16位)とレギュラーシーズンと比べて放銃率が13%以上低く、ファイナルでは放銃により失点するケースがかなり少なくなっています。
被ツモ率25.00%(3位)、被ツモ平均打点2,500点(9位)とレギュラーシーズンと比べて被ツモ率が1%以上低く、ファイナルでは被ツモで失点するケースも少なくなっています。

リーチ率は19.23%(12位)とレギュラーシーズンと比べて2%以上高く、和了率70.00%(2位)、放銃率10.00%(9位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が12%近く高く、ファイナルでは和了が放銃を大きく上回る状況となっています。
和了平均打点8,014点(9位)、放銃平均打点18,000点(12位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点が1,000点近く高く、ファイナルではリーチでかなり加点できています。

副露率は28.85%(6位)とレギュラーシーズンと大きな変化はなく、和了率53.33%(1位)、放銃率0.00%(1位)とレギュラーシーズンと比べて和了率は21%近く高く、放銃率は20%以上低く、ファイナルでは仕掛けが面白いように決まっていました。
和了平均打点3,338点(12位)とレギュラーシーズンと比べて1,200点以上低く、ファイナルでは打点よりも手数で勝負している格好となっています。

レギュラーシーズンと比べて、和了率や放銃率には大きな変化がありましたが、リーチ率や副露率、和了の内訳等は大きな変化はなく、シリーズが変わっても基本的な打ち方には変化が少ない印象です。
流局時テンパイ率は18.18%(16位)と12%以上低く、ファイナルではチーム状況もあり、聴牌料を狙いに行かない傾向がより顕著になっている印象です。

瑞原明奈選手

ファイナルシリーズでは、4戦でトップ2回、3着1回、4着1回と2度のトップでポイントを伸ばし、58.7ptの個人5位となっています。

攻撃面では、和了率29.17%(3位)、和了平均打点5,057点(12位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が5%以上高く、ファイナルでは持ち味の攻撃力が遺憾なく発揮されました。
守備面では、放銃率8.33%(4位)、放銃平均打点3,650点(1位)とレギュラーシーズンと比べて放銃率が3%以上低く、ファイナルでは放銃による失点がかなり減っています。

リーチ率は18.75%(13位)とレギュラーシーズンと比べて4%ほど低く、和了率66.67%(3位)、放銃率11.11%(10位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が13%以上高く、ファイナルではリーチの精度がかなり上昇していることが見て取れます。
和了平均打点6,083点(14位)、放銃平均打点2,000点(1位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点が2,200点近く少なく、打点よりも手数で勝負している格好となっています。
レギュラーシーズンでは15.00%で全36選手中1位だった一発率は22.22%(1位)とさらに上昇し、この数字からもファイナルでのリーチの精度の高さが見て取れます。

副露率は22.92%(9位)とレギュラーシーズンと比べて2%以上低く、和了率45.45%(2位)、放銃率9.09%(10位)とレギュラーシーズンと比べて和了率は14%近く高く、放銃率は7%以上低く、仕掛けた場面でも精度がかなり高くなっています。
和了平均打点3,820点(8位)、放銃平均打点2,600点(3位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点が1,000点近く低く、ファイナルでは打点よりも手数で勝負している格好となっています。

セミファイナルでは親番での和了が0に終わりましたが、ファイナルでは親番での和了率が35.71%(4位)とレギュラーシーズンをも上回る成績を残し、平均親番局数(全体)も3.50(4位)とレギュラーシーズンとほぼ同等の成績となっています。
親番での和了時ツモ率も80.00%(3位)とレギュラーシーズンと比べて倍近くになっており、ファイナルではツモも噛み合っていたことが見て取れます。

鈴木優選手

ファイナルシリーズでは、4戦でトップ2回、3着1回、4着1回と2度のトップでポイントを伸ばし、29.8ptの個人6位となっています。

攻撃面では、和了率25.00%(4位)、和了平均打点6,010点(9位)とレギュラーシーズンと比べて大きな変化はなく、ファイナルでも打点よりも手数で勝負している格好となっています。
守備面では、放銃率10.00%(6位)、放銃平均打点9,450点(14位)とレギュラーシーズンと比べて放銃率が2%近く低く、痛い放銃は多かったものの、放銃で失点するケースは少なくなっています。
被ツモ率25.00%(3位)、被ツモ打点3,190点(15位)とどちらもレギュラーシーズンの数字を大きく上回ったものの、ファイナルではリーグ全体の被ツモ率が高かったため、リーグ平均と比べると被ツモにより失点するケースも少なくなっています。

リーチ率は15.00%(15位)とレギュラーシーズンと比べて6%以上低く、和了率66.67%(3位)、放銃率16.67%(12位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が11%近く高く、セミファイナルに続き、ファイナルでも精度よくリーチを決められています。
和了平均打点7,650点(10位)、放銃平均打点12,000点(10位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点が500点以上低くなったものの、和了率の高さで十分カバーできている結果となっています。

副露率は27.50%(7位)とレギュラーシーズンと比べて2%以上低く、和了率36.36%(6位)、放銃率0.00%(1位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が3%近く低いものの、ファイナルでも仕掛けた場面での高い精度を維持しています。
和了平均打点3,725点(9位)とレギュラーシーズンと比べて大きな変化はなく、ファイナルでも副露時も打点よりも手数で勝負している格好となっています。

和了時黙聴率が20.00%(4位)、黙聴時の和了平均打点が7,300点(2位)とレギュラーシーズンと比べてどちらも倍程度となっており、セミファイナルに続き、ファイナルでも黙聴で効果的に加点できています。
放銃時リーチ宣言率が25.00%(14位)とレギュラーシーズンと比べて2倍以上の数字となっており、シーズンを通して目一杯に構えて聴牌したら危険牌を勝負するスタイルとなっているようです。

仲林圭選手

ファイナルシリーズでは、4戦でトップ1回、2着2回、3着1回とラスなしで着実にポイントを伸ばし、65.4ptの個人4位となっています。

攻撃面では、和了率21.82%(7位)、和了平均打点5,050点(13位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が2%ほど高く、セミファイナルほどではないものの、ファイナルでも攻撃面での好調さを維持しています。
守備面では、放銃率3.64%(3位)、放銃平均打点4,750点(5位)とレギュラーシーズンと比べて放銃率が4%以上低く、放銃による失点はかなり少ない状況となっています。

リーチ率は21.82%(9位)でレギュラーシーズンと比べて1%近く低く、和了率50.00%(7位)、放銃率8.33%(8位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が8%近く高く、ファイナルではリーチの精度が高くなっています。
和了平均打点6,767点(11位)、放銃平均打点8,000点(6位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点が1,300点以上低く、ファイナルでは打点よりも手数で勝負している格好となっています。
横移動率が16.67%(3位)、流局率が16.67%(4位)とレギュラーシーズンとは異なりリーグ平均に近い数字となっており、他チームのチーム状況も影響したのか、ファイナルではリーチ後に他家がオリるケースは少なくなっていたようです。

副露率は34.55%(3位)とレギュラーシーズンと比べて10%近く高く、和了率10.53%(15位)、放銃率5.26%(8位)とレギュラーシーズンと比べて和了率が1/3程度になっており、ファイナルでは和了も放銃もかなり少ない状況となっています。
和了平均打点4,000点(5位)、放銃平均打点1,500点(1位)とレギュラーシーズンと比べて和了打点に変化はなく、ファイナルではチーム状況も考慮して仕掛けた場面でも無理はせず、局を進められそうなら進める、といった打ち方になっていたものと考えられます。

和了時黙聴率が33.33%(1位)とレギュラーシーズンと比べて3倍近い数字となっており、黙聴時の和了平均打点が3,000点(8位)と低いことから、チーム状況も考慮して、役ありの手はリーチせずに黙聴に取り、局を進めることを優先していたものと考えられます。

おわりに

ということで、Mリーグ2023-24シーズンで見事優勝を果たしたU-NEXT Piratesの成績を紹介しました!
ファイナルシリーズの各チームのチーム成績と個人成績は、こちらのマガジンにまとめておりますので、そちらもよろしくお願いします!

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