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Mリーグ2023-24 セミファイナルシリーズ(4/8~5/2)のデータ【リーグ概況】

こんにちは!
Mリーグ2023-24シーズンは、5/2でセミファイナルシリーズの全試合が終了しました!ということで、セミファイナルシリーズの各チームのデータを掲載していこうと思います。
まずは、リーグの概況として、チーム・個人のランキングも含め、リーグ全体の成績を掲載します!

 本記事で掲載しているデータは、セミファイナルシリーズのみの成績となります。

なお、データの取り扱いについて、下記2点を必ず守ってください。

  • 営利目的でのデータ使用の禁止

  • 誹謗中傷目的でのデータ使用の禁止

詳細については、以下の記事をご確認ください。


過去の成績

レギュラーシーズン(9/18~3/29)の成績

レギュラーシーズン(9/18~3/29)の成績は、以下の記事で紹介しております!

チームランキング

レギュラーシーズンを首位で通過したU-NEXT Piratesが、セミファイナルシリーズを20戦トップ4回、4着2回と安定した成績で+105.4ptとし、通算549.2ptの首位で通過しました。
レギュラーシーズンを5位で通過したEX風林火山は、セミファイナルシリーズで20戦トップ10回、2着5回と驚異のトップ率50.00%を記録して+520.5ptとし大きく順位を上げ、通算512.2ptで首位と37.0pt差の2位で通過しました。
レギュラーシーズンを3位で通過したKADOKAWAサクラナイツは、セミファイナルシリーズで-36.8ptとややポイントを減らすも通算86.8ptで3位をキープ、レギュラーシーズンを2位で通過した赤坂ドリブンズは、セミファイナルシリーズで4着7回を記録し-134.9ptと大きくポイントを減らし、通算37.8ptの4位に順位を落としました。
レギュラーシーズンを6位で通過した渋谷ABEMASは、セミファイナルシリーズで4着8回を記録し-151.7ptと大きくポイントを減らし、通算-162.7ptの5位で史上初の連覇の夢が潰え、レギュラーシーズンを4位で通過したKONAMI麻雀格闘倶楽部は、セミファイナルシリーズで3着6回、4着8回を記録し-302.5ptと大きくポイントを減らし、通算-279.0ptの6位で初優勝の夢が潰えることとなりました。

なお、ファイナルに進出した4チームはすべて優勝経験があるため、どのチームが優勝しても初の2度目の優勝を達成することとなります。

個人ランキング

表彰はありませんが、レギュラーシーズンと同様に集計していますので、参考に結果を掲載します。

個人スコア部門

個人スコアは、二階堂亜樹選手が6戦で4トップ、ラスなしで+248.0ptと大きくポイントを伸ばし1位となりました。レギュラーシーズンで個人スコア2位だった勝又健志選手も3戦でトップ2回、2着1回と連対率100%を記録し+123.1ptとしてセミファイナルシリーズでも2位となっています。
MVPを獲得した鈴木優選手は、7戦でトップ1回、2着5回、3着1回と着実にポイントを伸ばし+94.6ptの6位とセミファイナルシリーズでも好調を維持しています。
一方で、レギュラーシーズンで個人スコア6位だった岡田紗佳選手は4戦で3着3回、4着1回と連対がなく-116.1ptの21位、個人スコア7位だった鈴木たろう選手は6戦で2着1回、4着5回と最多の4着回数を記録し-241.3ptの24位となり、苦しいセミファイナルシリーズとなりました。

チーム単位では、2位のEX風林火山は全選手がプラス圏と好調さがうかがえる結果となっています。一方、セミファイナルシリーズで敗退となった渋谷ABEMASはプラス圏は日向藍子選手(+27.4pt)のみ、KONAMI麻雀格闘倶楽部はプラス圏は伊達朱里紗選手(+49.7pt)のみで、タキヒサコンビは9戦で連対がトップ1回のみの合計-289.0ptという結果となっており、苦しいチーム状況が見て取れます。

最高スコア部門

半荘での最高スコアは、Round28(4/30)に86,400点を記録した二階堂亜樹選手がトップとなっています。なお、セミファイナルシリーズでは、この半荘が唯一の100pt越え(80,000点越え)となっています。

4着回避率部門

4着回避率部門は、4着回避率100%で7選手が並ぶ結果となりました。レギュラーシーズンで1位だった伊達朱里紗選手は、セミファイナルシリーズで4着を1回記録し、レギュラーシーズンとの通算では鈴木優選手が91.18%で1位に浮上しています。

リーグ全体の成績

1.基本成績

親番平均局数は3.01で、レギュラーシーズンと比べて大きな変化はなく、セミファイナルシリーズでも東場、南場どちらかの親番では連荘出来ている、といった数字となっています。

2.全体成績

全体成績のリーグ平均値は、和了率が19.81%とレギュラーシーズンと比べて若干少なく、流局率が20.78%とレギュラーシーズンと比べて2%近く高いことも考慮すると、セミファイナルシリーズでは決着のつかない重い展開が増えている印象です。
放銃率11.84%、被ツモ率23.89%、横移動率23.68%とレギュラーシーズンと比べて被ツモが少なく、放銃、横移動が多いことから、セミファイナルシリーズでは放銃による決着が増えており、やや前掛かりとなっている印象です。
リーチ率21.05%、副露率27.42%とレギュラーシーズンと比べて副露の割合がかなり高く、セミファイナルシリーズでは仕掛ける場面が多くなっており、何とか先手を取ろうとして仕掛けるケースが多い印象です。
打点面については、レギュラーシーズンと比べて若干少なく、仕掛けが増えている影響が出ているものと考えられます。

3.リーチ時成績

リーチ時の成績については、和了率が47.04%とレギュラーシーズンと比べて1%以上低く、放銃率が16.45%と5%近く高く、セミファイナルシリーズでは放銃となるケースがかなり多くなっています。
親番での流局率が18.18%、和了時ツモ率が50.00%とレギュラーシーズンと比べて少ないことから、セミファイナルシリーズでは条件戦が多く、親のリーチに対してもオリられない状況が増え、結果として流局が減って放銃が増え、横移動での決着も多くなったものと考えられます。

4.副露時成績

副露時の成績は、和了率26.52%、放銃率10.61%、流局率25.76%とレギュラーシーズンと比べて和了、放銃が少なく、流局が多くなっています。流局時テンパイ率が55.88%とレギュラーシーズンと比べて7%以上高く、特に親番では69.70%と9%ほど高くなっています。
副露率が高いこと、和了平均打点に大きな差がないことなども考慮すると、セミファイナルシリーズでは、聴牌料や連荘のために形式聴牌を取る目的で仕掛けるケースが多くなっているものと考えられます。

5.その他成績

和了の内訳を見ると、和了時ツモ率が40.21%とレギュラーシーズンと比べて4%以上低く、流局時テンパイ率が42.67%と3%近く高くなっています。
放銃率も高くなっていたことも考慮すると、セミファイナルシリーズでは全体的にやや前掛かりになっていて、捲り合いが増え、出あがりするケースも増えたものと考えられます。

6.和了役

和了役の出現割合については、成立条件が簡単な立直、自摸、役牌を除くと、平和、断么九の出現回数が圧倒的に多く、次いで混一色、一盃口、三色同順の出現回数が多い状況は、レギュラーシーズンと大きな変化はありません。ただ、レギュラーシーズンでは混一色などとほぼ同回数であった七対子(100回)が、セミファイナルシリーズでは混一色などの半分程度の7回となっており、出現割合が減少しています。一方で、レギュラーシーズンでは出現回数の少なかった対々和(19回)が、セミファイナルシリーズでは七対子と同じ7回と出現割合が増加しています。
このことから、条件戦の多いセミファイナルシリーズでは、縦系の手の場合に仕掛けが利き高打点が狙える対々和を採用するケースが多いものと考えられます。

7.放銃役

放銃役については、和了数と放銃数の比率が大きく変わった役も特になく、レギュラーシーズンと比べて大きな変化はありませんでした。

おわりに

ということで、セミファイナルシリーズのリーグ全体の成績を紹介しました!
セミファイナルシリーズの各チームのチーム成績と個人成績は、こちらのマガジンにまとめておりますので、そちらもよろしくお願いします!

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