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サブカル大蔵経37 渡辺航『弱虫ペダル』66巻(秋田書店)
『弱虫ペダル』。途中で脱落した方々、今すごいことになってますよ。二年生編終了後、突然、この坂を登ると…、いきなりマウンテンバイクMTB編になりました!まるでいけない道に入ってしまった坂道がパラレルワールドに飛ばされたかのようです。今までのキャラは坂道しか出てきませんが、初めてこの漫画で坂道が主役になったような、独立した感あります。この巻は男塾の富樫のような驚き役なんですが、いきいきしている。作者も坂道と同じくホントいきいきしてる。顔の画力、道路の臨場感がすごい。勝敗や沢山のキャラクターやそれぞれのファンに気を使うことなく、自転車の魅力そのものを描ける喜びに満ち溢れています。たぎるように、一滴残さず。あの泥沼のメンバーたちから坂道だけを救済している感じ。ヒロイン?のパイスラも織り込み、芸が細かい。作者がインタビューで、まだ描きたいこと半分も描けてないって、このMTB編のことだったのかな。
「壁を真横になって!!わあああああ」
「ヨンが言えてねーぜ!!」
本を買って読みます。