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サブカル大蔵経901蛍原徹(雨上がり決死隊)責任編集『ホトちゃんのとっておき北海道』(ヨシモトブックス)

今年は雨上がり決死隊が解散しました。

私にとってホトちゃんは、この本のイメージしかありません。2009年発行。

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あの頃、目立たないけど、〈責任編集〉と銘打った本書を読んで、こだわりのある人なのかな?という印象を受けていました。

1年に5回は行っていますから、ここ15年で計算したら70回以上ですかね。p.5

「北の国から」が好きで、富良野に70回以上訪れ、そこから北海道全体を歩き、旅行というより、故郷のような感覚を抱いてくれていることが述べられています。冬の北海道をすすめられていたのが、わかってるなぁと思いました。

巻頭の富良野特集のみ、蛍原さんが実際店を訪れ、蛍原さんの文章です。お店は、今は亡き三日月食堂、くまげら、小野田旅館そば、富良野ワインハウス。ベタだけど、王道でいいと思いました。

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「この店でしか食べません!」p.19

富良野以外の札幌、函館、小樽、旭川、帯広の店は蛍原さんの文章ではありませんが、実際蛍原さんが訪れている場所は「蛍原オススメ!」というキャプションで蛍原さんのひとことが掲載されているのが、『プロレススーパースター列伝』のアントンの談話のようで素敵でした。

どこにも全くウケをとるような文章はなくて、面白いコメントができないのではなくて、自分の大切なものは軽々しくちゃかせない方なんだろうなと感じていました。

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 札幌はだるま。

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 なぜか旭川では「き花」にコメントしてくれています。

 本書が香ばしいのは、表紙裏と裏表紙の広告です。

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 懐かしのスカルプD

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 バイク王。またやって欲しい!

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僕が東京から失踪したらすぐに見つかりますわ。北海道を探してください。p.5

 またぜひ来てください!




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