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サブカル大蔵経795西原克成『内臓が生み出す心』(NHKブックス)

サメの皮の植わったマウスやウズラ、サメの脳の植わったラットが合計二〇匹もいました。p.223

奇書・三木成夫『胎児の世界』の続編が現れた!生命との禁断の触れ合いへの緊張感は三木には敵わないが、呪いのパワーで、執念のマッドぶりは師匠超えでしょうか?

私の研究は、テーマの幅が広すぎて本質的で、世界的にも最も困難な問題ばかりを扱っており、しかも時流に逆らっているようにもみえるらしく、研究がスタートした時からわが国の職業学者の間ですこぶる評判が悪いことに気づきました。p.231

哲学も宗教も科学も「おかしいのでは?」という人の話が歴史を作るのかなと感じました。

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上司に恵まれずに、それからの30年間は一度も昇進することなく停年を迎えました。p.12

 呪い発動。〈停年〉は誤植?

心も精神も霊と呼ばれる現象も、実は質量のないエネルギーなのです。p.18

 これ、大乗仏教の〈空〉ですよね。質量ではない〈エネルギー〉という概念。

腸が生きているかぎり、そのヒトは生きているのです。p.29

 故に〈臓器移植は殺人〉という説得力。

一つはエネルギーの渦という、とらえどころのない質量のない物質エネルギーの側面です。大乗仏教ではこれを空と呼びます。p.45

 やっぱり〈空〉だ!科学と心と仏教と。

これらの免疫病のヒトは、決まって骨休め不足と、冷たい物中毒で腸を冷やし、噛まない食べ方で腸を痛めつけ、そのうえ口で呼吸をしているヒトです。p.57

 〈骨休み〉という言葉の新鮮さ。睡眠とは、骨を重力から解放させるためのもの。

腹と言うことばは、/どれも自我に直結したむき出しの本性を表す言葉として「腹」が使われています。本当の怒りは腹(腸)の底からわき上がって来ます。p.92

〈わたし〉は〈お腹〉にいる。

白血球による細胞レベルの消化には内呼吸つまり細胞レベルの呼吸(ミトコンドリアによる内呼吸)が必須ですから、この患者さんに外呼吸として釈迦の横隔膜呼吸法を指導しましたところ、効果がてきめんでCTでわかるほどに癌が縮小しました。p.115

 釈迦の呼吸法!鬼滅の刃を先取り^_^おそらく〈数息感〉でしょうか?

閉経した後にも性欲のとりこになって、子どもや家庭をかえり見ないで淫行に走ってしまうこともありますから、注意しなければいけません。p.156

 帝王切開が母体に残すトラウマの考察。

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