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知らないと損!アイロンかけのコツ

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好きな家事ランキングで下位に甘んじることの多い「アイロンかけ」ですが、その理由をたずねると、「面倒くさい」「うまくいかない」「嫌い」などという声が目立ちます。
今月はアイロンがけが楽しくなる特集です。


■ アイロンかけの実態

花王㈱の『生活者研究センター』が実施している家事の実態調査によれば…アイロンの所有率は92%と極めて高く、1か月に平均6回かけています。しかし、「アイロンかけが好き」と答えた人は、わずか7%でした。


■ アイロンかけに対する思い

若年もベテラン主婦も「自分のアイロンかけの腕前は自信なく」、アイロンかけは「避けたい」と思っています。しかし、若い人ほど「きれいにできると気分がよい」と感じ、「もっと上手にかけたい」という意欲もあります。
アイロンかけを教わったのは若い人ほど「母親」で、年齢が高くなるほど「自己流」が目立つようです。
自分のかけ方に満足を得られないので「よい方法を試したい」と思っており、若年ほどその傾向は高いようです。

アイロンかけの達人になろう

■ アイロンの動かし方は3種類

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①すべらせる(シワ伸ばし)、
②押さえる(折り目付つけ)、
③浮かす(蒸気で風合いを戻す)、
この3つを使い分けましょう。
シワをのばそうとゴシゴシ力を入れるとかえってシワになります。
すべらせるようにかけましょう。
それでは、ワイシャツのアイロンかけを材料にしてアイロンかけのコツを紹介いたします。


■ アイロンかけをするときの5つのポイント
これらのポイントを押さえておけば、納得のいくアイロンかけができます。

1.引っ張ってシワを取ろう!

アイロン台にワイシャツを置いたら、まずは両手で細かなシワを伸ばしましょう。いわゆる「手アイロン」です。
そして、アイロンをかける時にはアイロンをかける手とは反対の手で、生地を引っ張りながらアイロンかけを行うと、シワがなく綺麗に仕上がります。ワイシャツが少し浮き気味になっても大丈夫です。


2.素材によって「スチーム」と「霧吹き」を使い分ける

アイロンかけは、「スチーム」や「霧吹き」などを使って湿らせてから行います。「スチーム」か「霧吹き」かは、素材の水の吸い込みやすさで選びましょう。
ワイシャツで多く使われる、綿や麻の時は「霧吹き」の方が水滴が大きく、効果が高くなるので早く仕上がります。「スチーム」では水滴が細かすぎて、生地を素通りしてしまうのです。
「スチーム」は、ウールなど水滴が染み込みにくい物や繊維が細かいものに使いましょう。
化学繊維は水の効果がないので無視しても大丈夫です。
「霧吹き」や「スチーム」は水滴の粒が細かく、シワをしっかり伸ばしてくれます。綿や麻素材のシワを取るときには、しっかり湿らせて力を加えることで、綺麗に仕上げることができます。


3.適正温度を知る

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多くのアイロンには、高温・中温・低温などの温度設定ダイヤルがあります。アイロンをかける前に、ワイシャツに付いている洗濯表示を必ず確認して、アイロンをかけましょう。
綿や麻は高温(180〜210℃)、ポリエステルやナイロン、羊毛、カシミヤ、絹などは中温(160℃)、ナイロン、アクリルなどは、低温(80〜120℃)です。

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ワイシャツによって素材が異なるので、洗濯表示を確認するようにしましょう。
温度を設定できるタイプのアイロンなら、書かれてある数字に従えば、それで大丈夫です。


4.ジグザグはシワになりやすい! アイロンは「まっすぐ」を意識

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アイロンの動かし方は、直線で一方向が基本です。たまにジグザグに動かす人がいますが、この動きはシワを作りやすいので、NGです。また、曲線に動かしたり、先端に力を入れて使うのも、シワの原因になります。ひたすらまっすぐ伸ばしましょう。
アイロンは後ろ側に力を入れるように押す と滑りもよく、綺麗にアイロンかけができます。

5.分厚い生地はシワができやすい! 表裏の両面アイロンで対応

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袖、襟、カフス部分など、生地が二枚重なっている部分はシワができやすい場所です。
この部分を丁寧に仕上げることができると、アイロンかけの上級者と言えるでしょう。
片面だけではなく両面することが、綺麗に仕上げるためのポイントです。

アイテム別のお手入れ方法


【ワイシャツ】 かける順番さえ覚えれば、簡単にキレイ

「面積の小さいところから大きいところへ」順番にかけます。

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まずは手のひらで軽く形を整えてからアイロンかけをスタート。

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「ソデ・ソデぐち」→「肩」→「右前身ごろ」→「背中(後ろ身ごろ)」→「左前身ごろ」→「エリ」の順番であてます。
「エリ」「前立て」「カフス」など、目立つところは念入りにアイロンをかけましょう。


【折り目があるパンツ】あて布の使い方がポイント


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全体にスチームを浸透させた後、あて布で包んだアイロンで押します。
「スチームの浮かしがけ」で全体にシワをのばした後、「すそ」→「折り目」→「胴回り」の順に「押さえがけ」です。

あて布を衣類の上に置くのではなく、アイロンをあて布で包むことで、折り目をつけたい部分が見えやすくなります。

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【ジャケット】スチームでシワ・ニオイをサッとお手入れ


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ハンガーに吊るしたままスチームでサッとお手入れします。
シワに気づいたとき、ハンガーに吊るしたまま「スチームで浮かしがけ」すると、サッとお手入れできて便利です。
ニオイが気になるとき、洗えるスーツを干した後の仕上げにもおすすめです。

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【ネクタイ】 スチームで縁をふっくらと仕上げる


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縁にシワをつけないようにスチームで浮かしがけをします。
くたびれてしまったネクタイを復活させるには、スチームが役立ちます。
アイロンで押しつけると、縁にシワがつくため、スチームで浮かしがけを。縁をふっくら仕上げましょう。

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【ハンカチ】 アイロン前のひと工夫で!キレイな正方形に仕上げる

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糸がのびない方向(タテ糸)と平行にアイロンをすべらせます。
ハンカチは、かけやすい真ん中からかけると、正方形がゆがんでしまいがちに。
キレイな正方形に仕上げるには、まずアイロンをかける前に、糸がのびない方向(タテ糸)を確かめましょう。

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【のびてしまったニット】 スチームで形を戻してふんわり

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のびたソデぐちはスチームで毛を起こし、手で形を整えます。
形くずれやたたみシワが気になるニットも、スチームの浮かしがけでリフレッシュ。
毛を起こしてふっくらさせるには、スチームを浸透させて蒸らし、手で形を整えます。

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下着までアイロンがけ!イタリア人のおしゃれは洗濯から


イタリア人といえば、男性も女性もおしゃれなイメージがあります。イタリア人は確かにおしゃれへのこだわりが強いですが、これは「洗濯へのこだわり」かもしれません。イタリア人のおしゃれと洗濯の関係性について、ご紹介します。

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■洗濯は色別に
日本人がイタリアに住むと、洗濯機の使い方に戸惑います。
設定が細かすぎて訳がわからないのです。イタリア式の洗濯では、まず白い物と色物に分けます。そして、「白いものは60〜90度の高温」で、「色物は30度」で洗います。


洗濯機には温度指定や生地の種類まで細かく分けられるダイアルやボタンがついています。

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白いものにはシーツやタオルなども含まれており、イタリア人はこの高温モードで家中の白い物をビシッと洗い上げることに「快感」を覚えるそうです。
90度近い高温で洗えば、汗や匂いはもちろん、トマトソースやワインの染みまでとれるので、テーブルクロスやカーテンなどのファブリックも頻繁に洗濯します。


■お家は洗剤だらけ
イタリア人がここまで洗濯に神経質になる理由のひとつに、水質の違いがあります。
イタリアの水は石灰質をふくんだ硬水なので、汚れが落ちにくく、しかも洗濯物の生地は乾いた時にバリバリに固くなってしまうのです。
そのため柔軟剤は必需品。また、香りにうるさいイタリア人はそれぞれにお気に入りの匂いの柔軟剤が決まっていたりして、家に柔軟剤がいくつかあることも珍しくありません。

■洗濯にかなりの時間をかける
一番早いモードでも40〜50分。時間をかけて、硬水のお湯でゴシゴシ洗うため、衣類が痛むのが早いです。
ですので、イタリア人は1着の服を1度だけでなく、何度か着ても匂いが大丈夫ならそのまま着続けて、においが怪しくなったら洗うという人が多いです。
とはいえ、ファブリックもしょっちゅう洗うので、洗濯機をまわす頻度は結局日本人と同じか、それより多いかもしれません。


■全てにアイロンがけ! もちろん靴下やパンツまで

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洗濯の全ての行程の中でイタリア人にとって一番大切なのがアイロンがけです。
洗濯したものの全てにアイロンがけをします。Tシャツ、デニム、パンツ、靴下、シーツ、枕カバー、タオル、ハンカチ…。とにかく全てです!
「Tシャツやジーパンなんて、カジュアルな服なんだから、アイロンがけはいらないのでは」と思いますが、「アイロンがけしたものは着たときのラインの出方が全然違う」という回答が返ってきます。さらに、「靴下とかパンツは見えないでしょう」と言えば、「履き心地が違うよ」、という感じです。
街行く人をよく見ると、アイロンがけしたTシャツを着た人と、そうでない人の違いは歴然です。イタリアでピシッとした服を着こなしている人がいたら、それはこまめにアイロンを上手にかけてくれた人の支えがあってこそ。
そして、服がきちんとアイロンがけされているということは、下着も靴下も、カーテンもタオルもシーツも、身の回りのものは全てきちんとアイロンがけされているんだな、と推測できてしまうのがイタリアなのです。

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