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高野山旅行 1【高野山への道】

もうずいぶん昔に感じてしまいますが、2週間ほど前
私は、かねてからの念願だった、高野山旅行に行きました。

今年は、弘法大師様生誕千二百五十年の年。
是非、今年行きたいと思い、計画しました。

しかし、高野山は、思った以上に遠い。
私の家からだと、車で5時間ほどで行けるみたい。
それは、以前行った熊野那智大社までの時間とほぼ同じだ。

しかし今回は、逆方向からの友達もいることや、一人運転の自分の体力も考え、電車で行くことにした。

電車で行く場合、新大阪から御堂筋線でなんばまで出て、そこから南海電鉄の電車でいくことになる。
以前の記事でも少し書きましたが、1時間に1本しかない、特急南海こうやに乗れれば、2時間で高野山駅に着くことが可能だ。
しかし、それに乗れなかった場合、途中で乗り換えなどもあり、30分以上余計に時間がかかります。場合によっては、到着が1時間遅れることになる。

今回は無事13時に南海なんば駅発のこうやに無事に乗れたので、14時半に高野山駅に到着することができました。

車内はがらがらでした。
乗れるか乗れないか、スリル満点で、すでにへとへとだった私たちは、乗り込むなりどっと疲れが出て、しばらく放心状態でした。

車窓の景色は大阪のグレイの世界から、少しずつ緑が多くなっていくようでした。

高野山に着いたら、どこから行こうか?
どう回るのが、一番いいだろう・・・
ガイドブックを眺めながら、計画をたてようとするのですが、全員未知の世界すぎて、所要時間や広さ、距離感がわからず、結局行ってみなければわからない、ということになった。

電車はどんどん高く昇っていきます。
まるで何かのアトラクションに乗っているような気分で、ワクワクして車窓の風景を眺めました。

だいぶ山の中に来たね。いよいよだね。
もう私は、心臓がバクバクしてきました。
もうすぐ、高野山につくんだ!!

極楽橋駅に着いて、こうやをおりると、そのままケーブルカーに乗ることになります。
こうやの写真を撮っていたら、ケーブルカーが満員ぽくなってしまった。

南海こうや

これに乗れないと、次の電車がつくまで待ってないといけない。
こうやに乗った意味がなくなってしまいます。
すると先頭にまだスペースがあるとのことで、逆に先頭に乗ることができました。

ケーブルカーは、驚くほどの傾斜でした。最大で568.2‰の傾斜があるそうです。(水平方向に1000 m進むと568.2m上がる、ということのようです)

写真で伝わるかわかりませんが、本当にすごい急勾配。これに乗るだけでもかなり楽しめると思います。

説明によると、
全長0.8㎞、高低差328mで、東京タワーとほぼ同じ高さを約5分で一気に昇るとのことです。
そもそもケーブルカー自体が斜めに作られているということにもびっくりでした。
このケーブルカーは、1本の長いケーブルの両端に1編成ずつ車両が取り付けられていて、井戸のつるべのように、片方の車両が引き上げられると、もう片方が下りてくるという仕組みで動いているとのこと。
そのため雪の日でもスリップすることなく登れるそうです。
すごいなあ・・・

こうして興奮して前方を見ているうちに、高野山駅に着きました。

本当は側面から撮れば、斜めなのよくわかったと思うのでが、結構バタバタして乗り降りしたので、撮れませんでした。


高野山に着いた!
興奮して辺りをきょろきょろするけれど、お寺などは見当たらない。

実はこの高野山駅からは、バスで中心地まで行かなければなりません。

この日、少し前の大雨のせいで、バス道路が崩れてしまったらしく、本来通る女人堂や徳川家霊台前を通行することができなかった。
その為高野山中心地に出るのに遠回りして少し時間がかかった。
そのうえ1台目のバスがいっぱいになってしまって,2台目に乗ることになり、さらに遅くなった。

バスは、高野山の大門の前に出て、街の中に入っていく。
あ、ここは壇上伽藍では?
あ、金剛峯寺って書いてある!ここだ、ここだ、
もう私は大興奮。

私たちは町のほぼ中心である千手院前のバス停でおりた。

降りてすぐ、バスが通る道は綺麗に舗装されて、特に風情もなく普通の道って感じ。
私たちは、まずは大きい荷物をコインロッカーに預ける。

ここはどこ? ロッカーはどこ? とりあえずトイレ
なんて言っているうちに、3時過ぎてしまった。
この日は宿坊に止まる予定で、17時までには入ってくださいとメールに書いてあった。
急ごう!

この日の予定は、壇上伽藍と金剛峯寺をみる、ということだった。
とりあえず、壇上伽藍に行こう!

私たちは、歩いて壇上伽藍に向かった。
日差しが暑い。
なんでこんなに暑いの?高野山って涼しいって言わなかった?
日陰になると、風は幾分涼しいのですがそれでも15時過ぎとは思えない強い日差しをできるだけ避けながら、私たちは壇上伽藍に向かいました。

まだ、高野山についてどこのお寺も行っていないのに、すでに1900文字を超えてしまいました。
先が思いやられますが、本日はここまでにいたします。

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