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節分で豆を入れる枡《ます》って?

今日は節分ですね。
お休みであれば、どこかの神社やお寺の豆まきに行きたいところですが、残念ながらお仕事です。
夜帰宅してから、豆を巻くことにします。

ところで、豆まきの時、よく枡に豆を入れて撒きますよね。
あれって、なんでなんだろう…

ということで、調べてみました。

本来「ます」というのは、穀物を量る道具です。
「ます」の漢字には、「升」と「枡」がありますが、「升」は、一升瓶いっしょうびんの「升」つまり、単位(1.8リットル)としての意味も持つため、一升升いっしょうますではわかりにくい。
そこで容器としての意味だけを持つ、「枡」の字が作られ、「一升枡」と書かれるようになったそうです。

しかし、節分で使われる箱は「節分升」とよばれ、計量用とは異なるそうな…
だから、おそらく正確な量を測ることはできないと思います。
でも、代用はできますよね。

豆をまくときに升を使用するのは、穀物を量る道具であったことから五穀豊穣を祈願するという意味であったり、
成長や発展を表す「増す」や「益す」と同音で縁起がよいためという説があります。

商人の間では、「ます」が、「益々繁盛」、「益々の発展」につながり縁起がいいということで、お店の発展や商売繁盛を祈って豆まきをする風習もあるようです。

私が子供の頃、家に枡があり、父が時々それで日本酒を飲んでいたのを覚えています。

そして節分には、それに豆を入れて、撒いていました。

まだどこかにあるかな?

そう思って探してみたら、引き出しの奥深くから出てきたのが、サムネ画像の枡です。

かなり年季が入っています。

長く放置されて、汚れていたので洗おうと思ったけど、枡は水分を吸い込むので、洗剤で洗ってはいけないとのこと。
通常は水洗いでいいのだけれど、今回のようにあんまり汚れている時は、塩または重曹で洗うといいと聞いて、塩&重曹でゴシゴシ洗いました。

しばらくお湯でよく流して、吸い込んだであろう塩分や重曹を流すと、なかなか綺麗になりました。

この枡は、一合(180ml)枡くらいの大きさです。
一合升の内寸は、縦横それぞれが約6.4cm、深さ約4.5cmがで、外寸は縦横が約8.5cm、高さが約5.5cmだそうです。
この枡はそれよりほんの少し小さめでした。

寿の字の反対側に、結婚式場の名前が入っています。
だからこれは、計量ではなく、お酒を飲む容器としての枡であったと思われます。

熱めのお湯を入れて消毒。

お湯を入れると、檜のいい匂いがします。
きっとこれにお酒を入れて飲んだら、美味しかったんだろうなあ、と思いました。

そして同時に、子供の頃これに豆を入れて、小さな手を突っ込んで豆を握り、豆まきをしていたことを思い出し、すごく懐かしくなりました。

今晩は、久しぶりにこれに豆を入れて、豆まきをしたいと思います。

ところで、枡酒を飲んだこともある方、いるかもしれません。
枡の中のコップにお酒を入れて、溢れさせるやつです。
本来は、お酒を一合単位で出していた時、コップに一合は入り切らずに、入らなかった分を溢れさせていたとのことです。

でも、枡って飲みにくそうですよね。
ただ、角から飲むのは邪道だそうです。
平の部分に下唇を押し付けて飲むんだとか…

それでこぼさずに飲めるのかな?
なんか両側から、ダラダラ溢れそうな気がするけど…
溢れないんでしょうね。
いや、溢れるのかな?

日本酒が苦手な私ですが、やってみたくてたまらなくなってます。
冷酒なら少しは飲めるぞ。

豆まきの後は…

節分ということで…

金曜日ですし…

何やら父の飲みかけの、
ちょっと美味しそうな…

たまにはいいかな (≧∇≦)

ちょっとだけね

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