五右衛門風呂と指遊び 祖父の思い出パート2
おはようございます。
お盆だというのに電車はそれほど空いていません。去年はもっと少なかった気がするけど…
蔓延防止措置出てる中、みなさんどこ行くんですかー?
失礼!私同様お盆関係なくお仕事、という方もたさんいますよね😆
さて、昨日に引き続き祖父の思い出話です。
もう一つの思い出というか衝撃は、祖父の家に五右衛門風呂があったことです。
五右衛門風呂とは、いわゆる鉄釜。
昔テレビドラマで、根津甚八扮する石川五右衛門が、釜茹での刑になったのをみて、大泣きでしたが(これが何のドラマがわかる方、お友達になりたいわ❤️)、あんな感じの、釜飯の釜みたいなお風呂です。
下で火を焚いて温めるので、底が熱くてそのまま入ると大火傷します。
そのお風呂には、すのこが浮いていて、それを上手に沈めてその上で浸かるのですが、これがなかなかうまく沈められない。
体重を真ん中に乗せないと、斜めになって浮き上がってしまいます😣
まだ小さかった私は、体重も軽いので、何度挑戦してもうまくいかず、その度祖父に慌てて持ち上げられていました。結局祖父と一緒に浸かることしかできませんでした。
そのお風呂の中で、祖父がよく指遊びをしてくれました。
一つはあの山超えて…
あの山超えて♪
で、右手の人差し指をトントン
この山超えて♪
で、合わせた小指をトントン
陽はココ、ここよ♪
で、左手の小指をトントン、
1日の太陽☀️の動きを表した指遊びです。
あ、この手、私の手じゃありません。写真撮るためにお友達の手を借りました😉
もう一つは、お風呂🛀
(お風呂の中でお風呂😅)
これは私は覚えられなかったのですが、両手を組み合わせてお風呂を作ります。
その中に私が指を入れると、祖父が3本の指で私の指を掴みます。
祖父が、
湯加減はどうかえ?
と聞きます。私は
まだまだ。
と答えると、祖父は少し強く私の指を掴みます。
湯加減はどうかえ?
まだまだ
私がいうと、さらに祖父は強く掴みます。
湯加減はどうかえ?
熱い‼️(痛いではなく、熱いと言わなければなりません)というと離してくれる、
というものです。なんてことない指遊びだったけど、大好きでした。
お風呂といえば、当時祖父の家は、お風呂とトイレが、母屋ではなく、外の家畜小屋の横にありました。
夜寝る前にトイレに行くのがすごく怖かった。
辺りは真っ暗ですからね。姉と二人で一緒に行っていました。一人で外で待ってるのも怖くて、ずっとトイレの中と外でおしゃべりをしていたのを覚えています。
私の年齢で、五右衛門風呂に入ったことがある人は、ホントに少数だと思います。
昔話3枚のお札に出てくるような、屋外のトイレ、などというのも、経験ない人もいると思います。
一夏の経験(あれ?どこかで聞いたような?笑)でしたが、実に貴重な経験でした。
そんな祖父はもうおりませんが、優しかった祖父の思い出は、ずっと心に残っています。
私にもいつか孫ができたら、そんな温かい優しい時間を与えられたらと思います。
長くなってしまいました。
ここまで読んでいただきありがとうございました🙇♀️
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