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元宮ワイナリー 黎明奇譚を読んでみた。


noteでお世話になっている、福島太郎さんの著作、元宮ワイナリー 黎明奇譚。

最近アルコール自体、誰に言われたわけでもないけど控えている私ですが、実は結構ワイン好き。

ということで、ワイナリーという言葉に
興味をそそられました。

今まであちこちのワイナリーに、試飲目当てで、行ったりしていました。

ワイン好きとは言っても、軽めのワインが好きですし、格付けチェックなんかしたら、真っ先に落ちるのが確実なくらい、味と値段がよくわかりません。

ちょっといいお店で飲むワインは、確かに美味しい!って思いますが、別に安いワインでも、私が美味しいと思えばいいのだ!
という考えです。

だから、ワイン好きを公言出来る身分ではないのですが…
でも、ワインは好きです。

さて、このお話、ワイナリーが美味しいワインを作って、評判になっていくまで…

なんて考えていましたが、実際は、
そこから⁈
という
何もないところからのスタートでした。

確かに
黎明
ですし
公務員三部作
と言ってましたし…

そう、なにもないところから、知恵と機転を働かせ、誠意と熱意で、とんでもなく困難な挑戦に挑んだ、ある公務員の物語。

主人公は大沼係長

係長といえば、
上から押さえつけられ
下は下で、それぞれ大変だったり、もしくは、なかなか思うように動いてくれなかったり…

一番苦しい中間管理職のイメージ

しかし大沼係長は、そんな感じはない。
確かに上から、一見無理と思われる難題を持ち込まれても、楽しんで(とハタからは見える)解決したり、挑戦する。

そんな彼に、皆が信頼を寄せるのは、やはり彼の日頃の行いなんだと思いました。

彼はきっと、日頃から、自分の私利私欲ではなく、利他の精神、公共の利益の精神で、仕事をしているからなのでしょう。

それはきっと、著者の福島さん、そのものだろうと思いました。

そして、復興!
その言葉は、福島や東北の人々にとって、共通の大きな思いであることも、強く感じました。
この一言で、皆の気持ちが最終的には一つになるような、そんな感じがしました。

このお話は公務員ファンタジーと言われ、創作物語とのことですが、
そこには、創作部分はあるとしても、ちゃんとモデルがあり、そのワイナリーで作られたワインも、発売されています。

そう思うと、そこには現実に無茶と思われる挑戦に挑んだ公務員がいた、ということになります。

公務員は公務員の
大企業は大企業の
中小企業は中小企業の
自営業は自営業の

大変さ、やりにくさ、時には楽しさもあると思いますが、
そんな中、熱い人間たちの努力と頑張りによって
この国は作られている。

そして東北はもちろん、さまざまな災害からの復興を目指し

国難をも乗り越えようも切磋琢磨している人々が、日本のあちこちにいるんだ思います。

と言う事で、この夜は、大沼係長はじめ、矢吹さん、中島さん、あらゆる場所で、熱く頑張る方々に乾杯を🥂
という気分でした。(日曜夜の話ですが)

でも、本当は、
このお話のモデルになった
ふくしま逢瀬ワイナリーのワインで
乾杯したかったです。

いつか必ず飲んでみたいと思う
シードルで♪

そして私も、出来る事からやっていきたい。

復興支援も

世界の今困っている人々への支援も

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