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株式会社 hacomono 取締役 CTO。 hacomono というサービスを作っています。 https://www.hacomono.jp/

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    スタジオ・ヨガのための予約・会員管理・決済システム「hacomono」が運営するマガジンです。フィットネス x テクノロジー。B2B。クラウドサービス。スタートアップ。 https://www.hacomono.jp/

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最近の記事

バーティカル SaaS のエンジニア組織の今年1年の取り組みを振り返る

こんにちは、hacomono で CTO を務めている工藤です。 hacomono はフィットネスジム・スクール向けの会員管理・予約・決済システムというバーティカル SaaS (業界特化型 SaaS) を開発しています。現在はシリーズAラウンドで、次のラウンドに向けてチーム一丸となって事業を成長させている真っ最中です。 そんなフェーズのバーティカル SaaS のエンジニア組織が今年どんなことを意識して取り組みを行ってきたか、私の視点から振り返りたいと思います。 数名の小

    • Prometheus を本番環境に導入した話

      こんにちは、まちいろの工藤です。 以前の記事でもご紹介しましたが、hacomono では uptimerobot というサービスを使って外形監視を実現しています。今回はさらにCPU・メモリ・ディスク容量などの監視ポイントを強化するために Prometheus を導入した話を書きたいと思います。 以前の記事は↓です。 Prometheus とは Prometheus は OSS のメトリクス監視ツールで、以下のような特徴があります。 ・監視対象サーバーに export

      • リモートワーク + メンバー増員に向けた hacomono 開発チームの取り組み

        こんにちは、株式会社まちいろの工藤です。 弊社では、リアル店舗のCRM・予約・キャッシュレス決済サービス『hacomono』を開発・運用しております。 2020年は、2月末からコロナの影響により全社員原則リモートワーク、8月に資金調達を受け、11月までにメンバーが倍増するなど、体制が大きく変動した年となりました。今年を振り返るにはまだちょっと早いですが、この間に hacomono 開発チームがどのような取り組みを行ってきたかを紹介いたします。 社内オンボーディングの整備

        • uptimerobot を使った外形監視

          こんにちは、まちいろの工藤です。 まちいろが開発している顧客管理・予約・決済システム『hacomono』では、外形監視のために uptimerobot というサービスを利用しています。他にも類似サービスは沢山あると思いますが、機能がシンプルかつ安価ということで、こちらを採用しています。 本記事では、uptimerobot を利用して外形監視を始めるまでの手順をご紹介いたします。 外形監視とは? 外形監視とは、外部のサーバーからリクエストを送信し、対象サーバーが正常に稼働

        バーティカル SaaS のエンジニア組織の今年1年の取り組みを振り返る

        • Prometheus を本番環境に導入した話

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          蓮田 健一 / hacomono CEO 他

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          Cloud Run で社内向けシステムを構築しようとしている話

          こんにちは、まちいろの工藤です。 弊社では hacomono というフィットネスジムなどのリアル店舗向け予約・決済システムを開発しているのですが、このプロダクトの社内向けシステムを構築するにあたって、Cloud Run が使えないか調査してみました。 Cloud Run とはCloud Run とは、GCP (Google Cloud Platform) で提供されているコンテナを利用したサーバーレス実行環境です。例えば AWS Lambda では、利用可能な言語・バージ

          Cloud Run で社内向けシステムを構築しようとしている話

          go-playground/validator でバリデーションを実装する

          こんにちは、まちいろの工藤です。 最近は Go ばかり書いているので、しばらく Go ネタを投稿していきます。今回はバリデーションの実装で利用している go-playground/validator を紹介したいと思います。 go-playground/validator とはgo-playground/validator は、Struct フィールドのタグにバリデーションルールを定義しておくことで、Struct 全体のバリデーションを行うことができます。 基本的な使い

          go-playground/validator でバリデーションを実装する

          Go 言語で API サーバーの開発をはじめるためのライブラリ選定

          こんにちは、まちいろの工藤です。 まちいろでは開発フレームワークに Rails を採用していますが、最近の新規案件では Go 言語を採用してみています。この記事では、Go で開発を始めるにあたって行ったライブラリ選定の中身を紹介したいと思います。 選定にあたっては、awesome-go や Qiita などの記事を参考にしました。 ModulesGo 1.11 から Go modules が導入されたとのことで、素直に Go modules を利用することにしました。特

          Go 言語で API サーバーの開発をはじめるためのライブラリ選定

          GAE/Go の環境構築からデプロイまでを試してみる

          こんにちは、まちいろの工藤です。 弊社では通常 AWS を利用してインフラを構築しているのですが、最近開発で Go 言語を利用し始めているため、GCP の GAE/Go を触ってみました。 GCP の無料トライアルをはじめる まず GCP の無料トライアルを開始します。動線がいくつかあるようなのですが、私は請求アカウントを登録する流れで無料トライアルを開始しました。登録が完了すると、$300 のクレジットがもらえました。 いつの間にか高額の請求が来て困らないよう、予算

          GAE/Go の環境構築からデプロイまでを試してみる

          HTML5 Conference 2018 参加レポート

          こんにちは、まちいろの工藤です。 11/25 (日) に行われました HTML5 Conference 2018 に、ちょうど社内で検討している PWA のセッションを中心に参加してきました。 セッションの中身は、公式または登壇者の方が公開されているスライドをご参照ください。 光を超えるためのフロントエンドアーキテクチャキャッシュ設計やフロントエンドのチューニングに関する実践的なお話でした。 個人的には ・<link rel="preload"> を使ってリソースを

          HTML5 Conference 2018 参加レポート

          Pusher で WebSocket 通信を試してみる

          Pusher という、リアルタイムアプリケーション構築のための API を提供するサービスがあります。 今回は Pusher の Channels という機能を利用して、サーバーからクライアントへメッセージを送信するサンプルを作ってみました。 Channels App を作成するPusher のアカウントを作ると、作成後に以下のような App 登録画面が表示されます。 ・リージョンに Asia Pacific (Tokyo) を選択 ・フロントエンドは Vanilla

          Pusher で WebSocket 通信を試してみる

          marchily のモバイル向け Markdown エディタを考えている話

          marchily では Markdown をサポートしており、Markdown エディタとして SimpleMDE を採用しています。 このエディタ自体は素晴らしいものですが、直近メンテナンスがされていないのと、CodeMirror をベースにしているためモバイル環境でまともに動作しないという課題があります。 そこで、今後 marchily でモバイル向けの Markdown エディタの導入に向けてエディタ周りの調査・検討をしていきたいと思います。 使えそうなライブラリ

          marchily のモバイル向け Markdown エディタを考えている話

          新規 Web サービスの広報・PR活動をしてみた話

          こんにちは。まちいろの工藤です。 先日弊社がリリースした marchily ですが、新規トライアル100チーム突破、はてブ60件超え、と想定以上の反響をいただきました。本当にありがとうございます! 今回 marchily をリリースするにあたって、広報担当が社内にいない中、私含めメンバー全員で色々と相談しながら広報活動をしていました。せっかくなので、どんなことをしていたのかご紹介したいと思います。 ■ プレスリリースを出すプレスリリースは PR TImes さん経由で配

          新規 Web サービスの広報・PR活動をしてみた話

          marchily 正式リリースに寄せて

          株式会社まちいろの工藤です。 本日8月21日 、弊社初のクラウドサービスである marchily がリリースされました marchily は march (進む) + daily (毎日) で「マーチリー」と読みます。 日報とタスク管理という2つの機能を軸に、ゲーミフィケーション要素を取り入れ、楽しみながらチームビルディングを行うことができるサービスです。 marchily が生まれたきっかけまちいろは受託開発を事業の柱としているシステム開発会社。自社サービスのリリース

          marchily 正式リリースに寄せて

          Vue + anime.js でアニメーションを実装してみる

          こんにちは。最近はもっぱら marchily という日報・タスク管理サービスを開発しています。 marchily には、ソシャゲによくあるデイリーログインという機能がありまして、そのアニメーションの実装にあたって anime.js というライブラリを利用してみました。この記事では anime.js を使ったアニメーションの実装の流れを紹介します。 anime.js とはanime.js は JavaScript で DOM をアニメーションさせるライブラリです。 以下の

          Vue + anime.js でアニメーションを実装してみる

          Serverless Framework を使って AWS Lambda をデプロイしてみる

          まちいろでは、これまで AWS Lambda を使って  ・S3 にアップロードされた画像のサムネイルを生成する  ・S3 にファイル操作が行われたら nginx のキャッシュを削除する  ・Lambda の定期実行を利用して、EC2 の自動停止・起動を行う といったことに活用してきました。 AWS Lambda の管理には様々な手法がありますが、今回は Serverless Framework を利用したデプロイの手順を試してみたいと思います。 Serverless F

          Serverless Framework を使って AWS Lambda をデプロイしてみる