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リモートワーク + メンバー増員に向けた hacomono 開発チームの取り組み

こんにちは、株式会社まちいろの工藤です。

弊社では、リアル店舗のCRM・予約・キャッシュレス決済サービス『hacomono』を開発・運用しております。

2020年は、2月末からコロナの影響により全社員原則リモートワーク、8月に資金調達を受け、11月までにメンバーが倍増するなど、体制が大きく変動した年となりました。今年を振り返るにはまだちょっと早いですが、この間に hacomono 開発チームがどのような取り組みを行ってきたかを紹介いたします。

社内オンボーディングの整備

8月の資金調達を受けて採用を強化し、8月〜11月の間でメンバーが10名→20名と倍増しました。開発チームはこれまで私を入れて4名の体制でしたが、9月に新メンバーが加わり、現在5名の体制となっています。

急激に人を増やすとなった時に課題となるのが「社内オンボーディング」。特にリモートワークに切り替えたことによって、対面コミュニケーションで何とかフォローするといったことも難しくなることが予想されました。

そこで各チームリーダーと協力して、以下の3つのオンボーディング施策を検討・整備していきました。

・全社共通のコンテンツ整備 (社内ルール、使用ツール、セキュリティなど)
・hacomono 製品理解のためのカリキュラム整備、研修テストの計画
・チーム毎のオンボーディング施策の検討

社内オンボーディング-セクション別-machiiro-esa-io

esa にオンボーディング記事をまとめていっている様子

最初はもう少し荒い状態でしたが、実際にジョインしたメンバーからのフィードバックを受けながらカイゼンを回していきました。特に製品理解の部分は全ての職種で必須となるため、全員が2週間ほどで基礎部分を理解してもらえるよう、既存のサポートサイトコンテンツなどを活用しながら学んでもらう流れとしています。

開発チームとしては、これまでまとまっていなかった環境構築・アーキテクチャ・コーディングルールなどを整理し、新たにジョインしたメンバーがなるべく迷わないよう情報整理を進めていきました。

毎週金曜にもくもく会の開催

これまでは何か聞きたいことがあれば、相手の様子を見ながら声をかけることができましたが、リモートワークとなると相手の状況がつかめず難しい、という問題が出てきました。

そこで7月頃から、毎週金曜の夕方から以下の目的・ルールで「もくもく会」という時間を設けることにしました。

・もくもく会とは、各自テーマを決めてもくもくと学習する形式の勉強会のこと
・毎週金曜16時〜実施
・Google Meet でメンバー全員繋げた状態でもくもく開発する
・何か聞きたいことや見せたいことがあれば随時コミュニケーションを取る
・業務外の調べ物や勉強などの時間に使っても OK

短い時間ではありますが、金曜の夕方ということで、他愛もない雑談をしながらゆる〜くオンラインで繋がった状態で開発をしています。

毎週水曜は開発チームの出社日

2月末からリモートワークに切り替わり、オンラインでも問題なく業務を進められる感触は得られましたが、一方で対面コミュニケーションの重要性も痛感しました。

特に9月から新たに開発メンバーを迎え入れること、開発チームの OKR や製品ロードマップに関するディスカッションを、できれば対面コミュニケーションで行いたいという考えから、コロナの感染状況や他社様の事例など参考に、毎週水曜を開発チームの出社日とすることにしました。

この日をうまく活用して、以下を集中して行うようにしています。個人的には、この日に諸々の相談事項を詰められるので、別日に開発に集中しやすくなりました。

・混雑時間帯を避けて出社
・OKR チェックインミーティングの実施
・今後の方向性についてのディスカッションを行う場に
・細かい仕様を詰めて、別日は開発に集中できるように
・ペアプロ・モブプロの実施

メンバーには混雑時間を避けて出社してもらっていますが、最近またコロナの感染者が増加傾向にありますので、今後の感染状況を見ながら運用を柔軟に検討していきたいと思っています。

スクラム開発の導入

製品開発のリズムやゴールを作りやすくするために、9月から弊社でもスクラム開発を導入しました。

・スプリントは2週間単位で実施
・バックログに製品課題を登録、優先度付けを行う
・スプリントの最終週の金曜日にスプリント計画ミーティングを実施。関係者含めてスプリントレビューを実施、その後開発チームでスプリントプランニングを実施

現在は私自身がプロダクトオーナーとスクラムマスターを兼任しているような状況ですが、今後既存メンバーや新たにジョインするメンバーに協力いただき、スクラムの体制も作っていければと思っています。

管理ツールとして Jira を使って運用してみています。Jira は機能面はともかく動きがもっさりしていますね。Jira に加えて Confluence もお試しで使ってますがこちらはさらに重い。。

というわけで、当面 Jira で運用をしつつも他に良いツールが無いか探していたりもします。

おわりに

リモートワークの導入によって仕事のスタイルが大きく変化し、実際に経験してみることでメリット・デメリット両方を理解することができました。

今後も様々な課題が出てくるかと思いますが、引き続きメンバーがバリューを発揮しやすい体制作りを進めていきたいと思っています。

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