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#17 休むことは悪いことなのか?

ある先生が言っていました。

忙しすぎて休みがない。
休日が欲しい。

教師だけでなく全ての仕事には休日があるはずです。
24時間365日休みなく働き続けるなんて普通の人であればできることではありません。

その先生曰く、3ヶ月くらい一度も休日を取っていないらしい。
本当にそうなのであれば、同情します。

しかし、気になるのは「休日が欲しい」という言葉。

果たして休日は誰かから貰うものなのでしょうか。

仕事以外の日を休日と捉える人。
本当の意味で何もしない日を休日と捉える人。

人それぞれ休日の定義は違いますが、一般的に休日がないなんてことはあり得ません。

休日は土日祝。約120日
いわゆる年休も一定働けば、年間20日分が与えられます。

合計約140日の休日があるはずです。
一年のうちの3分の1以上の休日があるはずなのです。

そんな中で休日が欲しいとはどういうことなのでしょうか。

休日を与えない職場が悪いのか。
休日を取らない本人が悪いのか。

答えは両方。

職場は休ませないといけない。
本人は休まないといけない。

休日を取るために両者が努力しないといけないのです。

体と心が動かなくなる前に休むべきなのです。

休日を取りやすい環境づくりが今の日本に足りていないと私は感じます。
その根底にあるのが、学校教育。

欠席はダメ。と学校で教えてしまうから、子供たちは休むことを悪と感じてしまうのではないでしょうか。
別に悪いことではないはずなのに。
あまりに度がすぎている場合は別の問題があるはずです。そこを指導していくのも教師の仕事なのです。

休むことで周囲の人が迷惑を被るなどといった問題を挙げる方もいます。
確かに、迷惑なこともあるかもしれませんが、それは、「休むな」ということではなく、「迷惑をかけないように計画的に休む」ことを指導すればいいのではないでしょうか。

欠席に対してもっと寛容になれば、日本全体の労働環境も良い方向に向くはずです。
教師が、休めない環境が悪い。と断ずるのであれば、生徒の休みにくい環境を見直すべきなのです。
それができるのが「教師」という仕事なのですから。

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