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マッチングアプリのプロフィール写真を変えたら気分が上がった話。

最近、マッチングアプリのプロフィール画像を変えた。

遠めの画像しかなくてずっと変えたいとは思っていたのだけれど、なにせ友人が少なく、写真を撮ってもらう頻度も低いので変えられずにいた。

先日女性の友人とごはんを食べたときにマッチングアプリの話になり、お互いのプロフィールはどうなのかと話し合った。「実物の方がかっこいいんだし絶対もっとかっこいい写真撮れるよ!今撮ろ!」と相手が突然撮影会を始め、言われるがままにポーズをとった。

下の方を見つめる顔、ご飯を食べてるときの顔、頬杖をつく顔。総勢30枚ほど撮ってもらい、その中から見繕ってもらった写真を帰りの電車の中でアプリのプロフィール写真に変えた。

初めこそ、近い距離の画像に変えることで突然印象が変わらないかなどと不安に思っていたが、結果的にはマッチングする数も如実に変わり、女性からいいねが来る機会も増えた。

男性側からだとそんなに反応がなくて当たり前か、とこの2ヶ月思っていたが、全然そうじゃなかった!

恐るべし、ビジュアルの力。

異性からの意見を聞くのって大切だとも切実に感じた。その友人が言うには、男性たちのプロフィールを見ていると自分の風貌に気を遣っていない人が多い(もちろん綺麗めな人もいるけれど、大半が化粧をして綺麗にしている女性と比べれば雲泥の差である)という。

そう考えると、女性にばかり綺麗さを求めて、同じく評価に晒されるはずの自分たちは何の努力もしないという、ジェンダー的な背景が見え隠れしているような気もする。片方だけに求めるなんて、考えてみればなんともお門違いな話だ。

そんなことを考えながら帰路についたのだが、プロフィール画像っていわば写し鏡のようで、ありものの遠めの写真だけを使っていたころはどうせ反応なぞなくてもわいはこんなものですよと半ばやけになっていたが、自分の中で最大限(かつ加工ではなくナチュラルに)綺麗めな写真を入れるとなんとも気分がいいのである。

決してモテたいわけではないが、やはり反応もあると心も弾む。相手とのメッセージのやりとりも楽しい。

変えてから数日で、お茶をするのが1個、電話が1個、予定が決まった。うれしい。

プロフィール写真にかぎらずだが、やはり自分の姿を綺麗にする(ケアする)のは気分がいいんだと気づけた。

人によるが、男性側のマッチングアプリの写真がよく言えば自然な飾らない写真、悪く言えば見栄えの悪い写真になるのは写真を撮り合う習慣がないからだと思う。

写真を撮ることが多ければ相手をどんなふうに撮れば綺麗にかっこよく見えるかが分かるようになる、一方撮られ慣れるというのも重要で、被写体になることでどう写れば綺麗になるかが分かるようになる。また、意識する点を伸ばせば自分の体のセルフケアにも視線が向くようになる。

女性、男性とくくるのはナンセンスかもしれないが、女性はこうしたお互いに写真を撮るという光景が多いと思うし、そうした互いを綺麗に撮ることによって一種のケア(あるいはチアアップ)を通したコミュニケーションを図っているのではないだろうか。

と、プロフィール写真ひとつから考えた。

プロフィール写真は変わったので、あとは実物の方も綺麗になるように走って痩せなければ。

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