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恋愛したくて何が悪い

このnoteは本名で書いている方には書けない、自分の奥底で考えている文章を綴っている。誰にも明かしていないし、誰もフォローしていないので基本的には知り合いはたどりついていないと思う。

どのSNSも基本的に本名でやってきたもので、初めてペンネーム的に顔を明かさずに文筆したいと思った。とくに恋愛や性に関する悩みを赤裸々に垂れ流したいと随分昔から考えていたことがそこへとつながっていった。

たとえば。「恋愛したい奴なんですよ〜」と飲み会の席でイジられるたびに小さく傷つく。

揶揄でもない。イジられる。

そこには、いつだって括弧付きで「男なのに」という枕詞が付いて回る。被害妄想も多少はあるだろうが、男なのによわよわしくて、恋愛に頼ろうとしている。あるいは、男は強くてあたりまえなのに、なよなよしていて悩んでばかりいると受け取られているのかもしれない。

そんなとき、いつだって「モテたかったら〜〜」と講釈を垂れるひとがどこからとなく現れる。

いや、モテたいんじゃないです。

私、恋愛がしたいのであって。多数大勢の異性からモテたいわけでも、カッコよく見せたいわけでもないのです。

一緒に観たものの感想を語り合ったり、世間のあらゆることについて自分たちの意見を交わすような時間。はたまた、自分の感情の機微を相手に話し対話を楽しむようなことがしたい。

にもかかわらず、他人からは「モテたい」のだと勘違いされる。そういえば、つい先日女性の性欲についての記事を読んだ。長年日本では、女性の性欲がないものとされ、マスターベーションをすることなんてないと言われてきたが、昨今ではテレビ番組でも「AVを見ている」という女性タレントの話や女性のマスターベーションについてYouTubeで話すインフルエンサーもちらほらと出てきた。

にもかかわらず、未だ男性にとっては、そうした話をエロや卑猥なことに変換して捉えられてしまうというズレについて書かれていた。文脈的に、たしかに会話の流れでいえばちょっとエッチな話になった流れで言うことがほとんどだと思うけれど、性欲の発露をどうしているのかということは、エロとして絡めとるのではなく心身のケアに近いのではないだろうか。

話を戻すと、「恋愛」=「モテ」、「性」=「エロ」と記号的に捉えて、妄想をあらぬ方向に膨らましてしまう感性のなんと貧しいことか。それどころか、その妄想力は適正な共感力に使ってほしい!とさえ思ってしまう。

少し熱っぽくなってしまったが、本名で書いているSNSに恋愛のことを書けば書くほど周囲から恋愛キャラとして揶揄されることに鬱陶しいとさえ思う。

でも、「男なのに」と思われるからこそ、自分が生きる中で感じる生きづらさや恋愛をする中で悩んだ小さな棘のような話題を自分は出していきたい。

恋愛したくて何が悪い!と叫びたい。

しかし、社会人として仕事や周囲へのイメージもある。また、プライベートのことなので、もちろん実名で誰かがわかる状態で書くのもよろしくないため、ペンネームで書こうということに至った。

アラサーになりしばらく長続きする恋愛もしていないので、ちゃんと恋愛したい!そろそろパートナーがほしいぞ!しかも、マッチングアプリを始めて2ヶ月。自分の頭のなかでモヤモヤしていることもたくさんある。

ということで、このnoteではその中で考えたこと、悩んでいることもツラツラと垂れ流していきたい。いや、垂れ流していくぞ。


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