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マッチングアプリは4ヶ月目に

マッチングアプリをはじめて(今回)3ヶ月を超えた。正直こんなに長期に渡ってつづけるとは想定していなかったのだけど、はじめの2ヶ月は写真が悪くて全くと言っていいほど無風。直近1ヶ月で、友人に写真を撮ってもらいプロフィールを一気に変えて、電話をした人や実際に会う人も増えた。

5月に1人、6月は3人会った。

そのなかで一人3回会った1歳上のひとがいた。偶然にも同じ業界の会社で仕事の話もできるし、趣味の読書や映画の話がよく合った。しかし、話は合うものの正直顔が自分のタイプではないという点で恋愛に発展させる気持ちになれなかった。また、相手が勤めているその会社の違う部署の方と自分が仕事をしていて顔見知りになっているというくらい近い業界なので、そのひとと会っていると仕事のモードに少し入ってしまうというところも自分は取り除きたかった。

というわけで、そのひととはフェードアウト。

次に会うことになっていた2歳上のひとと昨日会い、お茶してきた。2時間くらいカフェで話し、そのあと近くの本屋で小説の棚を見ながらお互いが読んでいる本や気になるタイトルの本の話を1時間くらいしていた。

趣味や仕事の話はできたけど、まだお互いの恋愛遍歴やマッチングアプリをはじめた経緯の話まではできていなくて、まだまだ上部だけの話しかできていないなあと自分の人見知りぶりに凹んで帰ってきた。

初回から話せるひとは話せる(とはいっても初回で話せたからといってつづくとは限らない)けど、初回で趣味や仕事の話だけで終わってしまうひとも全然いる。みんなどうやって踏み込んでいるんだろうと対人関係に悩むたびに考え込む。

でも、帰りにLINEを聞いて来週映画を観に行くことになったので、次回は色々恋愛の話も聞けたら……と思っている。

昔地元にいたときの友人に声が似ていて聞き馴染みのある懐かしさがフラッシュバックした。笑ったときの顔が素敵で、本屋に寄ったときに本を読みながら笑うときの顔と声を見ていると本当にいいひとなんだなと思った。好きかもしれない。

本屋の棚を見ながら話したあの時間は小説の1シーンみたいだった。

とはいえ、20代後半、相手も30代となると自分の年収と相手の年収のこと(プロフィール上は相手の方が上)とか、自分は別に女性が上でもいいのだけど相手はどう思っているのだろうとか、実際恋愛に繋がるのだとしたら将来のことも考えるじゃんね、といった逡巡が頭をもたげていく。

その人と友達で終わるか、恋愛に発展するのかは見通しが立たないし、同時並行でマッチングアプリのいいねはほかの人も送っている。この1ヶ月、一気に連絡を取るひとが増えたことで同時並行することに辟易していたが、ここで止めるのもと思い課金は4ヶ月目に。

昨年、加藤千恵さんの小説「マッチング!」を読んだが、その中に出てくる女性の主人公のように(その中に出てくる男性たちほど露悪的ではないが)、会ってもあってもダメだ……と思うことばかり。むしろ、自分が小説内に出てくる露悪的な男性たちの一員にさえなっているのではないかと、結果に結びつかない様子に悩みが湧いて出てくる。

嗚呼、たいへん。

もやもやと悩みながらも、ひとまず、いま会っている相手のひとのことを知ることが大切か。

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