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画家の妻。

画家は美を追究し続ける者だからか、画家の妻は美しい人が多いと思う。

画家の妻で好きなのはピカソの妻(?)、フランソワーズ・ジローだ。

ピカソはジロー(『フランソワーズ』と呼んだ方が良いのかもしれないけど、『ジロー』の方が呼びやすいので『ジロー』でいく)に対して

人間は誰でも動物に似ているものだが、君は違う

と言い、彼女を植物に例えたそうだ。

そんな彼女をモデルにした作品が「花の女」だ。

ピカソにお花に例えられて絵にされるなんて、女冥利に尽きる!

いいな!!いいな!!

ジローはその後、自らピカソの元を去るのだが、

わたしの世界からはみ出してみろ。砂漠へ行くぞ

と、半ば脅しのようにピカソから言われてこう答える。

だったら、そこで生きてみせる

と。

ジロー、メチャメチャかっこいいやんけ。


ハンサムウーマンすぎてとろける。

ジローはその言葉通り、画家として第一線で活躍する。

有言実行なところもかっこいい。


こういう話を聞くと、私の妄想力が働いて、

「もし、私が画家の妻だったら・・・」

と、ありえないことを頭の中に描いてしまう。


ピカソ「君は植物のようだね!君の絵を描いてあげよう。」

私「まあ!嬉しい!」

ピカソ「ほら、ごらん?描けたよ。前に立つだけで匂ってきそうだろ?」

私「・・・ドクダミ!!!」


なんてパターンになりそうで悲しい。

また、レオナール・藤田の3人目の妻、リュシー・バドゥーは、肌が抜けるように白く、藤田は彼女の美しい肌のことを

バラ色のユキのようだ

と称したらしい。
それに因んで「ユキ」というあだ名で呼んでいたそうだ。

さあ、これも私に当てはめて妄想してみよう。

藤田「君の肌はサメみたいにザラザラだね。君に『ルカン』というあだ名をつけよう」

私「『ルカン』ってなあに?」

藤田「フランス語で『サメ』って意味さ。」

私「そのメガネごと私の肌ですりおろしてやろうか・・・」


という地獄絵図を描けるぞ。
描けまくるぞ。


画家、こわい。

独女のみんな、画家に気をつけよう。


でも大丈夫、画家って美しい人を妻にするから、私に関しては、大丈夫。

安心。安心。


・・・言ってて自分でダメージ受けてるから甘いもの食べて帰ります。

ところで、なんで急に画家の話をしたのかというと、藤田嗣治展に行って、被害妄想が爆発したからです。

被害妄想で鬱になるのが特技です。


#日記 #エッセイ #藤田嗣治展 #画家の妻 #被害妄想