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あなたがLP(ランディングページ)を作ったほうがいい理由|LPを効率よく作って集客する

弊社では、平均15万円前後で依頼されるLP(ランディングページ)制作。

これはLPの値段ではなく、制作速度に関する特急料金に対しての評価報酬です。

正式な依頼が深夜だろうが早朝だろうが、可能な限り対応しています。
クライアントが急いでいるからです。

この記事はLP制作の宣伝ではありません。
お悩み相談に、毎度同じことをアドバイスするのが非効率なので、ここに記してしまおうということです。
※宣伝はヨソでやります。

今まで弊社では広告代理店や知人の紹介案件のみを受注していたため、営業用のポートフォリオがなかったのですが、考え方の広報と新規顧客開拓のために、ポートフォリオを作り始めました。

まず、第一作がこちら。

全画面LPサンプル|合同会社ムジンケイカクプロ

Chromeと各種スマートフォンエミュレータで閲覧確認。

即席ポートフォリオになります。
(そのうち改修はしますが)

■即席の重要さ

紹介したLPはあえて即席で作っており、使用する技術関連を調べるところから、全体の構成企画から構築を2時間程度で作成しました。
そのくらいのスピード感で作れるということです。

もっと速く作れる人もいますし、もっと良いものを作る人も知っているのですが、私がフリーランス時代から、クライアントに求められていたのは対応スピードと柔軟な対応姿勢。

弊社のLP案件はスピードが命です。
そのスピードに対して報酬をいただいています。

クライアントは何故かいつも急いでいます。

何故なら、クライアントは様々な事情で、すぐにLPをリリースしなければならないから。

発注忘れてた!(まぁこれは・・・)

制作を頼んだ業者と連絡が取れない!

キャンペーンまで時間がない!
(前から予定してたでしょーに)

LPが必要になった瞬間に、例として紹介したポートフォリオのようなテンプレートがあれば、そこに発信した内容を含んで、公開体制を整えられるのです。

■一瞬を逃さないためのLP

クライアントが急にLPを必要とする瞬間があると書きました。

ユーザー側の視点に立っても、あなたの宣伝広告を見るのは一瞬です。
ユーザーがあなたを必要とするかどうか判断するのは、ある瞬間なんです。

普段、あなたもたくさんのネット広告を目にしていますが、印象的な広告はありましたか?
ほとんど覚えていないはずです。

クリックやタップをする広告はずっと少ない。
ネット広告のノウハウがない方も、ここはよく考えてください。

数ある広告から、ユーザーに一瞬でもLPを見てもらった時、伝えたいことが強くアピールできるかどうか。

それが既存のシステム上でできればいいのですが、それがなかなかできないのでLP制作が効率が良いとなります。

ネットショップを実際に運営している方は、広告費をよこせよこせとプラットフォーム側が要求してくる、広告出せ出せ地獄を経験しているはずですが、いい加減嫌気が差して、LPは自前で作って集客したいという相談もある。

大事なキャンペーンの広告効果測定を踏まえ、期間限定の情報などを掲載する時は、LPをわざわざ別に作って配信することをお勧めします。

LPで瞬間を捉えるということです。

■納期が短いから急ぐ実例

クライアントがLPを必要とする瞬間があります。

クライアントがLP制作を急がねばならないケースを、実例を交えて見てみましょう。

掲載する許可をいただいたクライアント様、この場を借りましてありがとうございます。

▽ネットショップがあります

あなたはオーナーです。

2週間後に半期決算キャンペーンをすることになりました。

キャンペーンの宣伝は、ネットショップの新着ニュース欄やSNSなどでも行っていましたが、あまり反響が芳しくない。
プレスリリースはぼちぼち効果アリという状況。

そこでオーナーは、ネット広告で宣伝することにしました。
まずはお付き合いのある広告代理店に相談します。
すると、LPの制作を提案され、20万円超くらいのLP制作費用が見積もられました。

「もっと簡単で安く済むかと思った」
ちょっとガッカリ。

キャンペーンの費用もかかるため、余計な出費は避けたいですが、ネットショップに人が集まらなければ、更に余計な出費がかさみます。

改めて、広告代理店側にLP制作を正式に依頼すると、「納期が厳しい」と返事がきました。

オーナーが発注を検討している間に、数日が経過していたからです。

私の経験だと、ここで広告代理店側から「ギリギリ間に合う」と言われれば、相当な制作会社の努力があります。
※この制作会社が今までの私です

ただ、LPが2週間で作れたとしても、広告代理店を経由する案件の多くは、間にたくさんの人がいます。

関わる人が多いと小回りが効かず、細かい修正や急な内容の差し替えに、即時対応できません。

ここも新たなトラブルの元凶になりますが、別の話にいたしましょう。

■時間がない中で結果は出したが

キャンペーンの日は決まっているが、効果的な広告を配信しようにも、なんとなくLPというものを用意するようだが、時間も工数もない。

とにかく急いでLPをどうにかしなければならない。

そこでオーナーは、「売りたい商品の一覧ページを見てもらえばいい」と考え、ネット広告にキャンペーン対象商品が一覧でズラッと並んでいるURLを貼り付けました。

そこそこ売れたのですが、あれ?よく見るといつもとそんなに売上が変わらない。

むしろ、キャンペーンとして安売りした分、利益が少なくなっているぞ…。

数ヶ月すると気が付きます。

キャンペーンの時のユーザーがリピーターになっていない!

■あなたは何故、LPを作らなければならないか

何故、お金をかけてLPを作らなければならないか、その理由を明確にしていきましょう。

今回のキャンペーンだと、できれば多くの人に来店していただき、ショップの商品を知ってほしい、さらに買ってほしい。

当然、リピーターになってもらって、継続的にネットショップに来てほしいし、何か買ってほしい。

キャンペーンで認知度を拡大しながら、ネットショップのファンを増やしたい。

キャンペーンの日程は決まっているが、時間がない中、LPを作りましょうと広告代理店に言われた。

広告代理店ではLP制作が間に合わないが、とにかく自前でLPを作る方法を調べよう。

ネット広告で間に合せで広告配信!

やったー、、、、、ではよろしくないのです。

■LPを作る理由

▽ページ構成で生み出す強いメッセージ性

LPは多くの場合、シングルイシューです。

ひとつのことを宣伝します。

テーマを掘り下げ、簡易化し、広告として強い訴求力を持たせます。

LPは想定したターゲットに、強いメッセージを届けられるのです。

同じLPを作るなら、メッセージ性のあるLPを作りましょう。

ここではデザインを意識して「トーン&マナー」にも触れたいのです。
LPを独立したページとして制作すると、ある程度、本体のネットショップのデザインから離れた構成でもOK。
LPはそのデザインにも自由度がある。
狙ったユーザーに向けた、新しいデザインを試せます。
今回のようにキャンペーン対象商品をズラッと並べても成立するケースは、ショップ自体のファンがもともと多い場合です。

Amazonや楽天市場などは、それ自体にファンが多いからこそ、様々な商品カテゴリのセールを実施しても、企画として成立します。

それでも家電は家電と商品カテゴリを分けて、情報ページが公開されていたりします。
簡易LPの状態になっています。

▽ランチェスター戦略的なLP活用

もしあなたのショップがAmazonや楽天市場の超人気店舗でないならば、LPでは、一度にあれこれと伝えるのではなく、一点突破のランチェスター戦略(弱者の戦略(第一法則))的な思考が必要です。

ユーザーに伝える内容を絞り込み、そこに己の知恵の全てを注ぎ込み、他にない圧倒的なメッセージ性を生み出すことこそ、大企業にも打ち勝つ力になると考えます。

そのためにLPの構成は役に立ちます。

伝えたいことがあるから、広告します。

逆に強くユーザーに訴えたいことがないなら、LPはいりません。

LPを作り、既存ネットショップにはないメッセージ性(高い広告性能)を強く持たせることは、ユーザーの悩みやニーズに強く訴えることができる大きな意味のある広告を作ったということになります。

LPを作る理由は、求めるユーザー像に対応した、強いメッセージ性を持たせたいからとなります。

キャンペーン毎にLPを用意する気持ちが、少し芽生えてこられたでしょうか?

▽制作側のページ公開がしやすい

ネット広告を配信した後に、きちんと作業手順が見えている会社は、わざわざLPだけをキャンペーン毎に作ります。

制作会社が複数あって、それぞれ別々のサーバ(LPのデータを入れるところ)にLPを納品したりします。

ネットショップ本体とは、サーバも別、ドメインも別、公開用のアカウントも別。

実際に各業界大手のLPを担当している経験からも、これは強く言える部分です。
毎回、LPはネットショップ本体とは独立して作られます。

わかりやすい理由としては、今、稼働中のネットショップに、急に新しいページを差し込むのは製作者も大変だからというのがあります。

全体の構成を変えなければならないことや、気にしなければならないことが山程あるからです。

新しくドメインを数百円で取得し、安いサーバを借りて、そこにLPのデータを流し込む方が、話が早いのです。

何故なら、ネットショップのデータが入っている入れ物であるサーバが、どんな設定になっていて、何がどう動き、何をしてダメなのか、LP制作前に調べなければならないことがたくさんあるから。

例えば、これが一定規模以上の企業だと、

クライアントの社内サーバにLPを設置するとして、どんなプログラムなら動く?

アクセスするためのアカウントを発行するのに、どのくらい時間がかかる?

実は画像だけは別サーバに設置していて、そちらに画像だけを格納するスタイルで・・・

ITのセキュリティを現場で学ばせてもらった観点から考えると、クライアントの社内サーバは独自ルールがいっぱいです。

外部からの作業者のアクセス許可だけで数日を要します。

LPは期間限定公開であることが多く、対象期間が終われば削除します。

※ユーザーが以前のLPを見て、なんらかのアクションを取らないよう事前に削除して対応したり、キャンペーンは終了しましたと大きく表示したりする。

LPは公開と終了の作業を繰り返します。

企業毎の利用ルールが緩和される、外部レンタルサーバを新規契約することで、作業の効率化になるのです。

クライアント社内の複雑なルールを確認していくと、時間がかかります。
今回のような納期には間に合いません。

ネットショップの制作担当者や、社内ルールの解答窓口が多忙で連絡が取れないことも多く、そのたびに緊急性のある案件が炎上案件になります。

メッセージ性のあるLPを、既存ネットショップに無理に組み込まずに、新しく別の入れ物に作ることで、無用なやりとりや気苦労・トラブルが防げます。

ですから、LPを新たに作ったほうが、制作側はスムーズに制作できていいのです。

■ネットショップ備え付けのLP

フリーページという名前で、LP製作ができる機能があるネットショップシステムもあります。

カラーミーショップでもできるはずです。

LP制作を外注する際に、制作側にカラーミーショップのシステムでのLP制作経験があれば、作業はスムーズかと思います。

ただ、制作側が作業に慣れていても、システム上で都度できることできないことの確認は発生しますので、ご注意を。

キャンペーンのドメイン

LP専用のドメインを取得して、広告URLにすることも簡単です。

大々的なキャンペーンだと、ブロガーやアフィリエイターに公式感があるドメイン(〇〇社_半期決算キャンペーン.comのような)を取得されることも嫌います。

いくつかのLPを一気に制作し、URLでわけることもでき、広告管理もしやすくなったりします。

URL毎に広告効果測定を縦割り管理にもできます。
担当者や担当部署が違っても、URL毎の広告効果測定なら、必要以上の情報共有が行われないため、情報管理の利便性が上がります。

■広告配信の効果測定を考える

LPは広告です。
ユーザーのディスプレイいっぱいに出る、全面広告です。

広告は、その効果があって、初めて広告となります。

売上アップか、新規ユーザー獲得か、目的は違っても、効果がない広告は、広告したことになりません。

効果がなければ、それは広告ではなく落書きになってしまう。

広告効果は、成功と失敗を分析することで、メキメキと効果が上がっていくものです。
残念ながら、失敗もありきです。

ネットショップを例にすれば、広告効果を上げるために、たくさんの広告手法を試して、自分のネットショップに合う広告配信手段を見つけていくことになります。

手軽なところで、Google広告からの広告配信を学ぶと、ここでも効果測定が大切であるとそこかしこでよく言及されています。

主だった広告効果測定の指標としては、どのような広告で、いくらかけて、効果はどうだったのか?が知りたいわけです。

改善点が見つかれば、広告効果の分析は後の利益に直結してきます。

実際には、広告配信においては、標準的な設定などの他に、ABテストなどの分析と監視を依頼されます。
AとB、どちらのパターンの広告がどれくらい効果があり、コストパフォーマンスはどうだったか。
リアルタイムの広告配信状況の監視、事後の客観的な意見と、レポートの作成というものがよくある依頼内容です。

広告配信をするにも、費用対効果を意識するはず。

100円の広告費用で10000円の利益を得たいわけです。

そのために広告効果を都度しっかりと取得したい。

ABテストは、広告配信の序盤はあまり変化がないことも多いのですが、時間の経過と共に明確に差が出てくるものです。

広告Aはアクセスは良いが、購買につながらない。
広告Bはアクセスは悪いが、購買につながる率がいい。

ここで広告AのURL,広告BのURLを分けておけば、URL毎の広告効果測定ができます。

これもメッセージ性の強いLPをタイプ別に作ってあれば、明確に効果に差が出るので、広告効果測定がわかりやすくなった例となります。

■あなたがLPを作らなければならない理由

実例を交えて、LP制作でできることを簡単に書きました。
それなりにメリットがあったかと思います。

①LPは作り込めば、ユーザーの感情を動かせます

LPは縦長のものをよく見かけるかと思いますが、ストーリー性を持たせたペジ構成が得意なのもLPです。

LPを見てもらうユーザーは、一般的にスマートフォンでの閲覧が多いでしょう。

スマートフォンでは、スワイプという画面を指でなぞり弾く動きで、ページを進める動作があります。

冒頭で紹介したポートフォリオは、本をめくるように、LPで作った物語を見てもらうことになります。

ストーリー性はメッセージ性に繋がります。

強い目的意識を持った、シングルイシューのページがLPなんです。

今回の場合、限定的にキャンペーンのみを広報するLPを作ることで、ユーザーに強くメッセージを伝えられます。

LPは多くの場合、印象に残るキャッチコピーと印象に残るビジュアルで、どんなネットショップなのかを伝えられます。

メッセージがユーザーに響いて、信頼感や親近感をユーザー側に持ってもらえたら、利益がついてくるのは誰でも想像に難くないでしょう。

②広告効果測定の観点を考える

実際の広告効果測定の相談だと、こういったものもあります。

複数の担当者で今までたくさんのキャンペーンを行ったため、広告効果を確認する画面が煩雑になってわかりにくい。
新しいキャンペーンは、どういうルールで追加したらいいか。
どのキャンペーンがどのページだったか、記録もないし覚えていないが、ここから立て直したい。

外部委託の際の広告用アカウントと自社アカウントを分けていれば、その時点で利用者の切り分けができています。

LPを別に作り、広告用アカウントも別に作ることで、自社の大事なアカウントが持つ情報に、部外者のアクセスをさせなくて済みます。

URL自体が分かれていれば、尚わかりやすいです。
URL名にキャンペーン名と期間でもつけましょうか。
(半期決算キャンペーン.com/20200908a/)
このURLへのアクセスが記録されていれば、一時的に内容を忘れていても、思い出すきっかけは大いにありますよね。

③LPのみを外部業者が監視する仕組み作り

稼ぐ人は仕組み作りが上手いとよくいいます。

LP制作とアクセス解析を外部業者に頼んだとしましょう。

あなたのネットショップのシステムには、広告効果を測定する細かい設定ができないかもしれません。

もともとシステム自体にそういう機能がないことも多いのです。

アクセス解析ができても、柔軟な広告効果測定はできないということです。

アクセス解析はその結果を見て改善していくものですが、広告効果測定はリアルタイムで結果を見つつ、広告配信停止も視野に動かなければならないこともあります。

その一瞬を見逃さないために、LPのみの効果を監視する方がいいのです。

外部業者に任せる仕組み作りが、ここに現れます。

■LP制作のまとめ

ネットショップの宣伝において、よく見かける間違いは、あれこれと伝えようとすることです。

ユーザーは一瞬であなたの宣伝したい内容を判断します。

1秒にも満たない時間で判断されてしまいます。

せっかくあなたに興味を持ってくれた人に、LPでインパクトある宣伝をすることは、伝えたいことがある人ならば、誰しもがやりたいことです。

LPとしてスーパーのチラシのような販促物を、ネットショップに掲載しようとしても様々な障害があります。

PDFとして掲載すれば、ユーザーはダウンロードが必要。

見やすくWEBページにしようとすれば、案外に時間がかかるのです。

いずれ、LP制作を通して、何か貴社・貴殿のお力になれることがあれば幸いです。

長文閲覧ありがとうございました。

■備考

私は個人としてフリーランスで活動していた時は、LPはクライアントの言い値で制作をしていたので、決まった報酬額がなかったのですが、徐々に15万円前後に落ち着きました。

業界のすごい人で50万から100万円のLPを見ましたが、作り込みも凄まじく、作り込む分で案件の手離れも悪いため私はできない…。

LPのデメリットや文にまとまりがないので、徐々に加筆していきます。

2020/09/08初稿 6900文字

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