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Instagramで会員数120%増加に貢献した私の行動と思考録③〜結局成果につながるのはアレなんじゃ…〜

こんにちは。第3回目のnoteです。いよいよ前職での経験談も最終回。
連載で読んでいただくと背景が見えて面白いかもしれません。


何をどう伝えればきちんと伝わるか愚直に考える

さて、セミナーのサンプルをSNSコンテンツとして発信することにした私たちですが、コンテンツ作りで気をつけたポイントと同時に改めて強化したことがこちらです。

①1コンテンツ1学び
②有料級情報を少し
③図解と動画でわかりやすくシンプルに
④有料セミナーをちょっとだけゲリラライブ配信
⑤顧客とのコミュニケーションはインスタで
⑥イイネ以上の反応してくれたユーザーには必ず反応し返す事

コンテンツ作成においてはインスタでリールが流行ってるとか、エンゲージメントがとか、フォロワー数がとかそんなことは一切話し合いません。
話し合ったのは「何をどう伝えれば、ユーザーに適切に伝わるか」
その時のアルゴリズムに正しく載せるのは重要かもしれないけれど、
結局ユーザーに認められ支持されれば方法なんてなんでもいいのです。

セミナーサンプルコンテンツを発信してからはそれはもう鬼のような速さで成長していきました。
初めての投稿で数千イイネ、保存も4桁、コメントやシェアも一定数いただいて初投稿で数百人がフォローしてくれるスタートでした。
最高で数十万インプレッション、その1投稿からのフォローは3000人を超えるものもありました。

個人的にすごいなと思うのは、上の⑤⑥。
これを社内のマーケターたった1人でこなしていました。他の業務も死ぬほどある中で、です。簡単に見えて難しい。私には無理です。尊敬する!

SNSの貢献度をどう図るか

その後マイクロ修正を加えながらセミナーや新サービスのサンプルも出していって、結果的に半年間で2万人のフォロワーを増やすことができたわけですが、
「だから何やねん」
という問題があります。

結局SNSというのは、やれフォロワーが多いエンゲージメントが高いでビジネス上わかりやすい金銭的な利益があるかというとそうではありません。特に企業アカウントでは。
SNS施策を「売り上げへの貢献度」で計ってしまうと、当然「そんなに貢献してないのでやる意味ないよね」になるわけです。
前職ではこれまで話した施策の結果、会員数は前月比20%ほど増えセミナー購入率も上がりました。広告は打っていなかったので、これはSNSがわかりやすく利益に貢献できた数少ないケースです。大抵の企業アカウントはそこまで爆上がりするということはないでしょうし、やっている施策もSNSだけではないはずです。

前職ではインスタを「顧客とのコミュニケーションツール」として立ち位置を置いていました。顧客が何を求めているか、セミナーの改善点やニーズの回収、イベントの報告や途中経過実況もそのアカウントでやっていました。
講師への出演依頼もインスタからやっていました。
講師も1顧客。自社サービスを知ってもらい理解してもらうにはインスタから話しかけるのが1番良かったのです。
何はともあれ、前職のインスタアカウントは「顧客とのコミュニケーション」という役割を存分に果たしてくれました。きっと今もそうでしょう。
不思議なのは意図的に「集客」の設定をしていなかった事です。あくまで「コミュニケーション」に徹底していました。その副産物として集客ができていたのです。

結局1番大切なのは「何を届けたいか」なのかと。

というわけで私のインスタ物語はこれにておしまいです。
これは1ケースに過ぎず、ブランドごとにSNSの役割があって、もしかしたら売上の8割はインスタです!という企業もあるでしょう。。

前職の経験から、結局「何を伝えたいか」、「どう伝えればユーザーに届くか」を試行錯誤しながら愚直に繰り返す、というのが今の所私の思うSNS施策の最適解です。
ウルトラC!!!なんてない。バズる!!!なんてない。
成長しているアカウントにはちゃんと理由がある。
愚直にやり続け努力した結果を「バズる」で片付けるなんて、ナンセンスです。

このnoteを読んでいただいた方に少しでも得られるものがあれば嬉しいです。私が見逃してる観点があったらぜひシェアしてください。
まだまだ駆け出しで、もっといろんな目線でプロジェクトもSNSも進めていけるようになりたいので、優しく見守っていただけると嬉しいです(笑)
それではまた次回〜。


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