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勝手に読後レビュー【不実在探偵の推理】 ダンガンロンパ好きに朗報!?

どうも、みことのは です。
先日まで電車で長野県に行ってきました。

なかば自覚し始めた乗り鉄の私は、できれば特急列車で移動したいw
そんな私の旅のお供は駅弁、ビール(今回は運転があったので我慢)、そして小説!

何冊かあった中から今回選んだのは、これ!
【不実在探偵の推理】です!


移動中や旅行中に読書が進むのは良いのですが、やっぱ旅行に集中したいので少し軽めなイメージの小説にしました。

私にとっての【軽さ】は、導入ページの読みやすさ、入りやすさ。購入を決めた帯コメントも魅力的でしたので、【新感覚】を謳うなら早めに読まないと!ということで持参。

結果、2泊3日で読了してしまいました!面白い!

というわけで今回は、率直な感想をつらつらと並べてみようと思います。それくらい感じたトピックが多かったので^^

なるべくネタバレは控えようと思いますが、ストーリーに触れる事もありますので、その点はご容赦を。



・初めて、帯コメント以上に面白いと思えた!


いつも通り帯コメントにテンションを上げられて手に取りましたが、初めて帯コメントの評価よりも面白い自己評価をしました!

帯のコメントには【水平思考】というミステリーにおける新機軸だけに着目されているように思えましたが、それ以上にそれ以外にもたくさんの見どころならぬ読みどころがあります!是非、目から脳へ変換体験してもらえれば。

・登場人物やニックネームの若干の厨二病感が否めない


この評価はプラスに思えないかもしれませんが、別に批判しているわけでもありません。ただ、厨二病感を感じるたびに読む手が止まるんです。個人的にですが。

なので、いらなかったんじゃないかなぁ・・・と思えてしまいます。登場人物の特異な名前も出てくる黒い箱も。【惜しい】と思えた1点です。



・小気味良い、新感覚の水平思考ミステリー


前述しましたが、やっぱり有名作家さんたちが帯コメントで絶賛している【水平思考ゲームで展開させるミステリー】は新しいと思えました。

水平思考ゲーム。
ハイ・イイエだけで詰めていく正解への一本道。1つの謎を1つの答えでパシッと区切りを付けて答えていく終わらせていく、そのリズムが軽やかで。
でも単純に水平思考ゲームだからじゃない ”ピアノを強く弾くようにひく”心地よさが読んでいて気持ちよかったですね^^


・個人的所感ですが、これはダンガンロンパですねw


そして、これこそが私が一番推すポイント!
本作は4つの章に分かれており、その章ごとに話は完結しますが全ては繋がってもいます。

そして、1つ1つのお話はまず1枚の絵のような状況証拠を読者に見せ、それをどんどんどんどん違った見え方に変えていきます。その変えて行き方は【登場人物たちによる推理と会話、そしてそれを判別する水平思考ゲーム】です。会話のキャッチボールによって、どんどん見え方が変わり閃きも生まれ、本当の姿を表す。

そう、これはまるで、あの名作ダンガンロンパ!
・・・知らない方はスイマセン(汗)ですが、本当に面白い推理ゲームなので、まだ未体験の方は是非一度遊んでみてほしいですね。アプリでも購入できますし!

となれば! ミステリー小説というよりもミステリーエンターテインメント(大げさ)!ここだけでも私の一推し急上昇ですw


本作の終わり方を語るのは野暮。きっとシリーズ化してくれるのでしょう。それを楽しみに読了し、待ちたいと思います。


ご興味あれば、皆さんも是非ご一読を。
では、また。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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