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「KINOSHITA NIGHT 〜木下理樹生誕祭 45(死後)の世界」を観てきた。

10月15日は、アートスクールのフロントマン ヴォーカル、ギターの木下理樹氏の誕生日。その日に開催されたライブイベントに行ってきました。
45(死後)の世界と題された理樹氏45歳の誕生日を祝う生誕祭。
集まった同志は、シロップ16g、ポリシックスというメンツでこれ最近は中々集まらないコアなメンツ。昔からの仲の良い3バンドに於けるある意味「マニアック」な宴でした。

相変わらずのライブハウスに流れるSE(BGM)はレディオヘッド、マイブラッディーバレンタインというアートスクールらしい選曲でお祝いムード満点の中、ポリシックスからスタート。
もう既にベテランの域の余裕あり、アルバム再現度の高い、圧倒的サウンドで客席を圧倒!
MCの緩急付き過ぎの感じもエピソード笑いもなんだか暖かい雰囲気で木下愛溢れるステージ。
改めて聴くポリの音圧と打ち込みロックの様式は流石!一回りしてパンクロックだなと思いましたね。3人の音圧じゃないんだよなあ。
某インタビューで見た林氏の葛藤と憤り。
そんな姿を払拭する様な吹っ切れ度は今後の展開を期待せずには居られないものでした。

現場の空気が充分あったまった所で、いよいよシロップ16gが登場。
春頃観たシロップの五十嵐氏のハッピーモードとは違い、何となくイラついてるかの様なヒリついた雰囲気が出様から感じられ、空気がピンと張り詰めたまま、な、なんと新曲を4曲を連続でぶち込むと言うお祭り騒ぎの祝いライブとは一線を画す正しく「シロップらしい」ステージング。
後半の「神のカルマ」から始まるほぼ定番の曲たちのBPMがかなり性急でいつもより早いまるで何かの怒りをぶつける様なヤケクソ気味?な様な暴力的な演奏スタイルで客席を凍りつかし突き放し最後キツく抱きしめられ骨から肉から血飛沫吹き出しバラバラに飛び散らすかの様な「これもシロップ」というライブでした。

そして満を持してアートスクールが登場。
最近の定番「ムーンライトキングダム」からスタート。
本当名曲。改めて思う。そしてあの音圧とノイズ。
シューゲイザーバカの自分にとっては、あの音圧の中にいると凄く安心安定する。
ノイズこそが子宮の中の暖かさなんですよね。
原点回帰という基本中の基本を至極真っ当に奏でるアートスクールのこの永遠のピュアネス。木下理樹という永遠の思春期は終わる事は無いんだなと実感する。
今回の曲セレクトもアート好きなら納得づくの愛おしさすら感じる楽曲構成で単純に「愛」を感じてしまった。小っ恥ずかしい表現ではあるけど。
仲間のメンバーのファンの沢山の愛が詰まりきった愛あるライブであった。
この時のライブでは寡黙で喋り下手の理樹氏もかなり頑張ってみんなへの愛を返していた。そこら辺は何にも変わらない。そこも愛おしい。
アンコールで放った久しぶりに聴いた「ニーナの為に」は1番暖かい演奏だったように思えた。

45の世界は、愛に(哀、藍、会い)溢れていた。

またライブハウスで会いたいね。

台場!
アートスクール!
シロップ16g!
ポリシックス!

ラブ❤️🫶&デッド🧟

45(死後)の世界!

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