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恩師のNPO法人事業見学

しばらく経ってしまったが、「見においで」と言ってくださっていた事業見学へ。

新たな事を始めるときは、緊張よりワクワク感が先立つ私。

到着したその場所は、ビルの片隅の小さな一室。
明らかに物が多い。
それも、不要であるもの。
丁度、恩師(以下、先生)とお手伝いらしき青年が訓練道具の組み立てを行っていた。
どうやら、使用されていない一室を借りて開催されるらしい事業。長いこと使用されていなかったと思われ、埃高い。

先生にご挨拶し、スタッフさん達に私の名前を伝えてくれる(が、旧姓。。訂正しずらく、後に伝えることとする)

少し、座って様子を見ていると「ハルさん、ここ手伝って」と。お手伝いに回る。「とりあえず、僕のやっていることを見ていてください」と。
思いダンベルの重りを幾つか持たされる。うーん、ヘルニアには恐怖。

そして、先生の事業仲間と利用者さんが少しずつ到着。


プログラムは、どうやらダンベルを利用したスクワットにて筋力を鍛えるもの。重い重量を数回から、休憩をしっかり取り、軽い負荷にし回数を多めにこなす、というものであり、正直、身体の不調のどこに効果があるのか私には理解できず。
先生は、利用者さんが「私足が痛くて。。」と訴えると、先生が開発したテーピングを施す。簡単に貼り方の説明を受けるが、経験がないのでよく解らず。とりあえず聞く。

数人の利用者さんは顔見知りなのか、おしゃべりに夢中になっており、アットホームな雰囲気である。初回の女性や、常連さんや、おせっかいなお喋りな女性やら。

利用者さんの中には、先生の恩師であるという、私が学生時代に実習先でお世話になったバイザーの先生が。(後から気づいた)もう80歳位にはなるであろう。

そして、先生の魔法が始まった。
きっと、先生が学んでいる量子力学とやらを用いているのか(?)の手技である。私もまんまと引っかかる。
気功なのか?催眠術なのか?
詳しいことは記さないが、不思議な体験。
「壺売ったりしないから」と笑っておられたが。

あっという間に、帰宅しようとした時間を若干オーバーし、(時間への囚われがある私は)先生に「そろそろ帰ります」と声をかけやすいタイミングを見計らって言う。
先生は、集まっていたメンバーに私が教え子だということを伝えてくださり、またメンバーも紹介してくれる。
利用者さんの中には、腕が全く上がらず、変わった病名を付けられていたのに上るようになった、という方もいた。


ほう、どういう仕組みだ?
まだまだ筋トレや量子力学(?)がどう影響しているのか理解不能。

そして、私に向かい「量子力学は医療にだけ活かされていない。量子力学を伝える人になってほしい」的なことを言われ。「へ?」となる。

そんな宗教みたいなこと勉強したくないし、そもそも学ぶことが苦手だし興味ないし伝達者になりたくないよぅ(心の声)という複雑な心境になる。

以前お会いした時に渡された銀の物体は量子力学というものを用いた波動グッズであると理解。

ちょっと怖いよう。


ビルを出ると、隣に神社があり、新しいことにチャレンジ出来たのでありがたい気分でお参りをし、帰宅して、飲んだ酒はいつもより数倍おいしかった。


後日、実家にてその話をすると「怪しい、宗教じゃん」と家族みんなで笑った。
しかし、何とその波動グッズに触れたまま、母の肩こりに軽く触れてスーッと手を引くと「軽くなった!何これ?」と小ばかにしていた母親の目が変わった。
どうやら、効果のある人には効果があるのか!?

母は量子力学に興味を持ち、ネットで調べていたが、「トンデモ医療」とか「ニセ医療」だのしか出てこなく、気の持ちようなのかなぁ。と思ったが、母は「でも効いたんだよ??」と驚いていた。

いずれは、医療に活かされるといいなぁ。と思いつつ、夫に話すと「宗教じゃん」「宗教だけにはハマるな」と。

めちゃくちゃ貧乏症の私は金のかかることにはいっさい手を出さない、且つ、金が発生するのであれば(申し訳ないけれど)興味がないので勉強もしない。

ただ、何となく不思議な物体なので常に持ち歩くようにはしている。
何か良い方向に繋がればいいけれど。(無料で借りているので)


そんなこの数週間の出来事。


あ、先週の金曜日には時間への囚われを払拭しようと、10年ぶり位に酔った勢いで一人居酒屋へ。外で飲むハイボールは心底おいしかったけど、やはり一人は淋しい。話し相手が必要であると実感した日。有難いことに母がLINEで付き合ってくれたので一時間半位、滞在することができた。
・・・翌日の倦怠感と二日酔いは辛かった・・・四十路の身体は既に昔とは大いに変わっていた。超朝方女になってしまったので、急に夜型に変えようとすると負担になるのが当たり前。反省したけれど、何か満足した一日なのだった。


そして、昨日、退職日だった。

明日、実家に帰り、職場の手続きや挨拶は母が行ってくれるそうで本当に感謝しかない。
最近は、母や弟、そして夫への感謝の気持ちで溢れている。

前向きな言葉を多く掛けてくれる。
その状態まではまだ辿り着けない自分がいるけれど、ゆっくり焦らずに、時間への囚われや摂食障害を克服していこうと思う。

まずは、しがらみが一つ外れたので、ゆっくりとやりたいことを見つけていく時間にしようと思う。
大切な家族のサポートを受けながら、次はサポートできる存在になれるよう成長していけたらと思う。


読んでくださり、ありがとうございます。
途中のくだりは恩師(先生)の学んでいるよく解らない話になりましたが、世の中には不思議なことも沢山あるんだなぁ。不思議を学ぼうとする先生のロマンを感じた日でもありました。
本日も、皆様にとって良い一日でありますように。
(BGM:安藤裕子)






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