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ほどほどdays

書くほどのことを書こうと思っていたかもしれません。
お久しぶりです。ご機嫌、いかがでしょうか。

いぜん、過去の様々な葛藤や出来事を書いていましたが、最近は近況報告さえままなりません。

今日はお休みでした。義母宅から帰る途中、ファミレスに寄りました。
喉の奥に届く抹茶ラテの苦味と温かさにやみつきになり、3度もおかわりしました。
せっかくなのでテキストでも眺めようとしたら、うっかり計算用紙まで出してしまい、いつのまにか斜陽がブラインドの隙間から水平に差していたのでした。

藍色の和紙に、みかんを置いたような空でした。

影絵のような街路樹と行き会う人に年の瀬を感じる。なんて、悠長にしてる場合じゃありません。
慌てて会計を済ませ外に出ると、ますます時間が止まるようでした。濃い空に散る雲は、いつもこんなに近くだったかな。

自転車はさらに影絵の中を進みます。
たぶんもう、夜にはすっかり追い付かれていたのでしょう。

それでわたしはもうすっかり夜の中を進むことに決めていて、夜が住み着いた自転車道に入りました。
時々、街灯に照らされた木が紅く染まっています。隠れ切れずに顔を出した紅葉が、ぽつんと。彼らは夜になると漆黒の服を纏うそう。

そんな風にスポットライト頼りに紅葉を楽しんでいると、ふいに、ここ数年の自分を振り返っていました。よりよく生きると考えすぎては、いかに死ぬかを考えてしまうなぁと。
家路の途中でも、紅葉と巡り合えるじゃない。

それがわたしの中では、ほどほどに生きる、と同じような意味なのだと思いました。

以上、ざっくりとした最近の感じです。
かしこ。