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創作・合作

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#トラウマ

腐った酒の色。3

腐った酒の色。3

いち。に。のつづき

彼は1日に2つ以上の仕事をこなし
深夜になると、木屋町へ わたしを連れ歩いた。

安いテキーラと焼酎ロック。
太陽ラーメンと小沢健二エンドレスリピートのバー。

三条から五条に下るまでの ビル 上から下の
どこに美味しいものがあるか なぜ美味しいのか
仕入れだとか 前歴だとか お通しのコストとか
ヒソヒソ声で 肩を抱き寄せ 教えた。

ものすごく沢山の人に あの時 毎日会っ

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4.物語の力

4.物語の力

1・2・3・4・5・6

その秋から冬のことは忘れられない。

きっと、世界を敵に抵抗した。
あの若さと情熱とエネルギーでもって、エベレストの
山頂で舞いたい一匹の蝶だった。

そして、たぶん、思い知るしかなかった。
じぶんが17歳だということを。

ここで出来る最大のことは、なんなのか。
どこまでもあのわたしは、最大出力の矛先だけを
かんがえていたんだ。



その秋からアサミから夜中にかかっ

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5.物語の力

5.物語の力

1・2・3・4・5・6

その日は、高熱を出して動けなくなった。

ふだん、38℃の熱があっても平気なのに
その日だけは ベッドから降りることも
水を飲むのも難しかった。

テレビを久しぶりに観た。お昼の有名司会者が
仕切る この番組がわたしは嫌いだった。
あそこに座っている人たちは、いつも後頭部しか見えない。後ろを向いて笑っているのを、しあわせでいいね、と興ざめして見た。

もうつかれた。
もう

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