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JFA C級コーチ養成講習を受けてきた

こんにちは。
森健太郎デザイン事務所の森です。

仕事の話ではないですが、JFA(サッカー)のC級コーチ養成講習を受けたレビューをまとめました。


講習の目的

日本サッカー協会で主宰しているコーチ指導講習は、日本のサッカーのレベルアップが目的です。

ジュニア世代、ユース世代のレベルアップが日本代表やトップチームが世界で活躍するための要件だとし、若い世代を指導するコーチを増やし、養成することが大切との指針の基に施行されている資格制度です。

そもそも、サッカーを教えるのに資格が必要なのか論争が昔からありますが、個人的には現役で活躍していた選手のノウハウを言語化して次に伝える技量は必要だと思うので、資格制度の是非は分かりませんが、指導者としての講習はあって然るべきかと考えています。



講習の内容

詳細な内容はお伝え出来ませんが、初日と2日目はガイダンスと実技でした。

ゲーム→分析→ゲームの流れで課題などを洗い出していく手法らしいのですが、炎天下の人工芝のピッチに30~40代中心のおっさんたちが繰り出してサッカーをするわけです。

私もはじめは、いい動きをしてやろうとか、サッカーを楽しもうと思って臨んだわけですが、1コマ目のゲームで「楽しもう」が「帰りたい」に一瞬で変わりました笑。昔はもっと試合に出たいとかボールに触りたいと思えたのに、4分のゲームですら「まだ終わんねぇのかよ」と思ってました。

そもそも練習の段階で足首と膝を痛めてました笑。年ですね。

その後は、ゲームで出た良かったところや改善点を洗い出し、グループワークなどを行いました。


講習についての考察

普段、指導をしている方がほとんどで、実際に自分がプレーする機会が少ないので、実技で体感したものを分析する講習の流れはとても良かったと思います。

ですが、せっかくの機会をもっと指導に活かすために必要なのではないかと思う部分がいくつかありました。

①コミュニケーションがない
ガイダンスでも参加者同士の情報交換が有効だという話が出ていたのですが、中年の男性たちが初対面で和気あいあいとなるのは難しいのかもしれないです。県民性もあるかもしれません。ここで言うコミュニケーションは和気あいあいとすることではなく、分からないことを相談したり、お互いの知見を共有するようなコミュニケーションがなかったということです。

4VS4のゲームを行ったのですが、出たい人が出ているだけで、フォーメーションがボックスかダイヤモンドなのか、それぞれがどの役割をこなすのか、どうやってチェックに行くのかなど、一切打合せがないままスタートしていました。最初はそうなっても致し方ないですが、2回目には何かしらの改善点やプレーヤーの個性が見えるはずなので、軌道修正を加えないと同じことの繰り返しになります。そういう事がグループ内で言い出しにくい雰囲気だったと思います。

そんな中でも、私がコミュニケーションを取ってプレーが変化した場面がありました。

2vs2で守備の実技をやっている時でした。コンビを組んでいた方は私よりも年上で二人とも体力的にも技術的にも下位でした。指導ではボールを奪取するためにしっかり体の軸を入れるようにとのことだったのですが、1on1で抜かれてしまうと走って追いつけないし、後ろに誰もいないので、敢えてボールホルダーにチェックに行かず、パスとシュートの余裕を与える代わりにドリブル突破させないポジション取りをしました。

お互いに走れる選手だったらこの戦術は取らなかったと思います。

実際にこの守備はうまくいった。攻撃への切り替えは微妙だったけど笑。



②個人ではなく組織にフォーカスされている
これも当たり前の話ですが、サッカーはチームスポーツでゴールを守り、相手のゴールを奪うことが勝利の条件です。選手一人ひとりがこのような動きをすればゴールに近づくだろうというメゾットを指導するための講習です。

なんら間違いではないのですが、選手によって指向や得意不得意は違います。全員がオフェンスとディフェンスのロジックを理解し、止める蹴るを正確に行い、それらに必要なフィジカルを習得させることがサッカーを楽しめるようになることでしょうか。

4vs4をやっていても、自然と自分が得意な場所にポジショニングし、得意なプレーをしようとしていました。

上記のコミュニケーションと重複しますが、選手の特性や志向を理解して戦術を組む必要があります。


やっぱりサッカーは楽しい。そして悔しい。

全日程8日間のうちの2日が終わったわけですが、久しぶりにサッカーをして楽しかったが正直な感想です。指導者の講習で現役の選手ではないとは言え、いざゲームになると負けたくないもんです笑。

今回の講習に向けて準備をしてきたつもりでしたが、まだまだでした。足腰を痛めてなければもっと走れたのにととても悔しいです。

指導面についても、うまい人の思考を聞き取って言語化するような働きかけをすれば、血の通ったメゾットが作れるんじゃないかと思い、少し後悔しました。

12月まで講習は続きます。指導でもプレーでも違いを見せたいと思い、私は燃えています。

ウェアはワークマンで買ってます笑。

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