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小川糸さん『キラキラ共和国』は電車では読めないって話し

妹の家で見つけた小川糸さんの本。
この作家さんの名前は見たことがあったけど、読んだことはなかった。

1973年生まれ。デビュー作 『食堂かたつむり』(2008年)以来30冊以上の本を出版。
作品は英語、韓国語、中国語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、イタリア語など様々な言語に翻訳され、様々な国で出版されている。
『食堂かたつむり』は、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞した。
またこの作品は、2010年に映画化され、2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』、2020年には『ライオンのおやつ』がNHKでテレビドラマ化された。
『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』そして『ライオンのおやつ』は、日本全国の書店員が主催する「本屋大賞」候補となった。

糸通信【小川糸】公式サイト

そうだったのね、デビュー作が海外でも出版されたなんて、大人気なのね。

馴染みがなかったため、なんとなく、若くて新鋭の作家さんかと思っていた(相変わらずの思い込み)のですが、わたしと同世代なんですね!一気に親近感。

ちなみに、妹の家には、『食堂かたつむり』(単行本)、『ツバキ文具店』(文庫本)、その続編の『キラキラ共和国』(文庫本)があります。

その中から、まず読み始めたのが、『キラキラ共和国』。

結構読みすすめてますが、続編ということにまったく気づかず、今知りました

鎌倉が舞台となっている作品で、いま、鎌倉近くの妹宅に居候していることもあり、興味が湧くというか身近に感じるというか。

さて、電車に乗っているときに読んでいたのですが、問題が発生。
なんともホロリとさせられる文章で、電車内で、涙がこぼれ、鼻がたれるのだ。さらに、老眼鏡してるから、眼鏡もくもり、非常に読み進めにくいという状況に。

『キラキラ』という題名から、明るく朗らか系かと思ってて、ホロリ系は想像していなかったんですが、こりゃだめだ

何度か挑戦しましたが、その都度、結果的には頑強にいつも通りチリ紙もはんかちもうっかり忘れて保有していないわたし。

まあ、帯をしっかり読むと、

亡き夫からの詫び状、文豪からのラブレター、大切な人への遺言。

大切な人への想い、あなたに代わってお届けします。

日頃、本の帯好きで、ほんとに素晴らしいなあと思っているわりに、頭に入っていないことが判明。

最初から、ちょっと電車には合わない本だということは分かってもよさそう
なもんですね。

大切な人への遺言、か。

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